2021年 バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー
期間:05/26〜05/30 場所:シャドークリークGC(ネバダ州)
畑岡奈紗は6&4圧勝 2連勝の手応えは?
◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 2日目(27日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6777yd(パー72)
2日目にジャスミン・スワンナプラ(タイ)と対戦した畑岡奈紗は、スタートから7ホールで6アップのロケットスタート。一時は3アップまで盛り返されたが、12番から3連続アップを奪い、14番で6&4として2連勝を飾った。
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畑岡も「これだけ(距離が)長くて、グリーンが硬いセッティングはなかなか経験できない」とうなる難しいコンディション。序盤は「やっとパーセーブをしているだけだった」と6ホール連続でパーとしたが、それでも差をつけるには十分だった。
外から見れば、1Wショットは安定し、アイアンショットのブレ幅は狭くなっているように思えるが、「いやー、自分では納得がいっていなくて、ごまかしごまかしというショット」と首を振る。
「どちらかというと、ピンを攻めていくことにフォーカスできるようになってきてはいるけれど、まだ池が絡んだりすると『そっちに外したくない』と考えてしまう。そういうことをまったく考えず、キャリーさせたいところだけに集中できるようになってくれば、もっとチャンスも増えてくるのかな」と求めるレベルも高いのだが…。
それでも、キャディのグレッグ・ジョンストン氏とのマネジメントが冴え、大きなミスにはつながっていない。「良いショットをしても、ちょっとだけラフに入ったら次が寄らないこともある。長いパットが残っても、手前から行った方が良い場合もあったりするので、そこを見極められるかは大きい」と、キャリア30年超のベテランキャディに信頼を寄せている。
ベント芝のスムーズなグリーンは「日本の芝と似ていて、ラインが見えやすい」とグリーン上の好パフォーマンスにもつながっている。ハー・ミジョン(韓国)と対戦する3日目、畑岡は負けても最低プレーオフ、引き分け以上ならば無条件でグループリーグ突破が確定する。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)