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2021年 全米女子オープン
期間:06/03〜06/06 場所:オリンピッククラブ(レイクコース)(カリフォルニア州)

ラフは友達? 笹生優花はフェアウェイキープ半分で単独首位

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目(4日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

大会3度目の出場となる笹生優花が、単独首位で大会を折り返した。初日「69」、2日目「67」で通算6アンダーとして、2位のイ・ジョンウン6(韓国)と1打差。昨年は6位で決勝ラウンドへ進んだ(結果13位)が、今年はさらなる上位進出へ期待が高まる。

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この日、メディアセンターの大画面で繰り返し流された映像は、深いラフをものともしない笹生のショットの数々だった。2番は左ラフからグリーンへ、5番は左ラフから残り140ydを9Iでピン手前2mにつけてバーディ奪取。6番も右ラフからピン上4mに軽々と運んでみせた。

2日間のフェアウェイキープ率は50%で全体123位と低調だが、パーオン率は66.7%で14位に跳ね上がり、平均パット数は1.47で3位につける。「ラフに入れたら、まずフェアウェイに戻すこと」という笹生だが、飛距離でアドバンテージを取りつつ、花道を使えるところは積極的にグリーン方向を狙っていく。トップ10でフェアウェイキープ率が100位以下なのは、笹生と畑岡奈紗の2人だけだ。

9番から出たこの日は6バーディ、2ボギー。パー3のスコアは2日間計4アンダーでフィールドをリードする。この日もパー3で3バーディを重ねていった。小技も冴えて、1番はグリーンエッジから6ydをチップインパー。最終8番は5mのバーディパットをカップに沈めた。

まだ2日目を終えたばかり。あまり先を見ないのが笹生の流儀だ。「優勝とかを考えるより、自分のゴルフをどうするかが心配なので、そのことに集中します」と言う。「残り2日もこんな感じでできたらいい」

19歳の笹生にとっては、出られるだけでうれしいという大舞台。「決勝ラウンドでは、今週良いスコアで回っている選手と回ることができる。良い勉強になると思うので、勉強しながら自分のゴルフもがんばりたい」と、メジャー大会の土曜日を最終組で回ることも大きな楽しみ、かつ貴重な機会となる。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

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