「球がティから落ちて見えた…」序盤失速の真実/笹生優花独占インタビュー
2021年 全米女子オープン
期間:06/03〜06/06 場所:オリンピッククラブ(レイクコース)(カリフォルニア州)
松山英樹はプライベートジェットで全米女子OP堪能 「どちらが勝ってもうれしかった」笹生&畑岡を称賛
4月の「マスターズ」でメジャー初制覇を達成した松山英樹が、前週の「全米女子オープン」で優勝した笹生優花、プレーオフで惜敗した畑岡奈紗をたたえた。
カリフォルニア州サンフランシスコで激闘が演じられていたとき、松山はPGAツアー「メモリアルトーナメント」(オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)の最終日のプレーを終え、次週の「全米オープン」(カリフォルニア州トーリーパインズGC)に備えてプライベートジェットで西海岸に移動中だった。
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機内Wi-Fiをつなげてスマートフォンで試合経過をチェック。疲れで眠気に襲われながら「前半で奈紗も笹生さんもレキシー(トンプソン)と差が開いていて、厳しいのかなと思っていた。でもしばらくして、スマホを開いたら1打差になっていた。『残り1ホールで1打差だ! プレーオフになった!』って」と興奮気味にリーダーボードを更新していたという。
「どちらが勝ってもうれしかった」と史上初の日本人選手同士によるメジャーでのプレーオフを堪能した。日本女子で史上3人目のメジャー女王となった笹生を「尊敬する。去年の全米女子オープンでも上位でプレーした経験もあったからこそ、勝てたと思う」と称賛。ロリー・マキロイ(北アイルランド)を参考にしてきたスイングについても「すごくパワフル。人それぞれ目指してきたスイングがあって、その努力が報われたのはスゴイ」と感心した。
悲願のメジャー初優勝がお預けになった畑岡とは同じフロリダ州オーランドを拠点にしており、今年は「マスターズ」の前に一緒に練習ラウンドもした。「(当時は)本当に調子を崩していて、どれくらいで戻ってこられるかと心配していた」と明かす。
直前まで成績が振るわない時期が続きながら、照準を合わせたメジャーで本領発揮。「優勝できなかったけれど、悔しそうな顔もしていたし、一安心している顔も見えた。何か(復調の)きっかけが見つかったかなと安心した。その表情を見て、僕自身も勇気をもらった。彼女にはまだまだチャンスがある」とエールを送った。