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2021年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
期間:06/24〜06/27 場所:アトランタアスレチッククラブ(ジョージア州)

3連続バーディから急ブレーキ 畑岡奈紗は“攻め”も裏目に

◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(24日)◇アトランタアスレチッククラブ・ハイランズC(ジョージア州)◇6831yd(パー72)

3連続バーディの好スタートから一転、畑岡奈紗は9番以降に6つのボギーをたたいて、3オーバー75位で初日を終了。「後半からとくに距離感が合わなくなって、チャンスも少なくなってしまった」と悔しがった。

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太陽は薄い雲に隠れて、風も穏やかな快適なコンディション。畑岡は序盤5番までフェアウェイキープから、2m前後のバーディチャンスにつけ続け、2番からは3連続バーディを奪う完璧なゴルフを見せた。

だが、6番で2打目をグリーン奥に外してから、徐々に距離感のズレが目立ち始める。9番で2打目をグリーン奥のバンカーに外して、この日初めてのボギーをたたくと、11番から3連続ボギーの急ブレーキ。13番は2打目をグリーン奥に落として、手前に傾斜したグリーン面へ打ち上げとなる難しいアプローチを寄せきれなかった。

「たぶん芝ですね。フライヤーっぽい感じで飛んでいくところがあった」と、フェアウェイからも「一番手くらい飛んでいた」と畑岡は言う。グリーンは軟らかく「ほとんどが受けグリーンでリリース(落ちてから球が転がること)しないので、ピンの3から5ヤードくらいにキャリーさせたかった」という攻めの狙いも、ピンチを重ねる要因の1つとなった。

「本当に悪いショットは11番のセカンドと、15番のティショットだけ」と言うものの、後半はほとんどバーディチャンスを作れずじまい。最終18番(パ-5)でようやく手前3mにつけたが、「久々のバーディチャンスだったので、ちょっと強く入ってしまった」とファーストパットを1.5mオーバーさせて、返しも外す3パットボギーでフィニッシュした。

それでも、「ミスしたところは外しちゃいけないところに外している。(攻略する)イメージは湧いているので、距離感を合わせていければ問題ない」と畑岡は前を向く。問われているのは、状況への素早い対応力。午後スタートとなる2日目に巻き返しを期す。(ジョージア州ジョンズクリーク/今岡涼太)

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