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銀メダルの快挙 稲見萌寧の最終日ドキュメント

東京五輪 女子最終日(7日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

■ ティオフ(午前8時6分)

首位と5打差の通算10アンダー3位タイから最終日をスタート。白いキャップに、右上から左下にかけて赤のボーダーが入ったポロシャツに白いパンツ、白色のシューズで登場した。名前を呼ばれると右手を振って笑顔でティイングエリアへと移動した。

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■1番パー4/バーディ

テイクバックの位置を確認するルーティンをして、ドライバーを握って放った1打目はフェアウェイをキープ。2打目をグリーンに乗せ、5m弱を沈めてバーディを先行して通算11アンダーで単独の3位につけた。

■2番パー4/ボギー

フェアウェイからの2打目をグリーンオン。バーディチャンスにつけるもファーストパットを外し、ピン奥2m弱のパーパットはカップ右に蹴られて3パットのボギー。10アンダー4位に後退した。

■3番パー4/バーディ

フェアウェイから残り141.5ydの2打目をフェードボールでピン右5m強につけ、バーディを奪取してバウンスバック。スコアを11アンダーに戻して、後ろの組のリディア・コー(ニュージーランド)と並んで3位タイ。

■4番パー3/パー

UTで放ったティショットはショートしてグリーン手前へ。アプローチで寄せられず、ピン手前2m強を残すも、これを沈めてパーセーブした。

■5番パー5/バーディ

11アンダーで迎えた5番は3打目をピン左2m弱につけ、バーディパットを沈めて12アンダーに伸ばす。順位は4位タイ。

■6番パー4/ボギー

フェアウェイから残り97.4ydのセカンドショットをグリーンに乗せるが、バックスピンがかかり段下へ。18m以上のロングパットは打ちきれず5mほどのバーディパットを残し、パーパットはオーバーさせて3パットのボギー。単独5位に後退した。

■7番パー3/パー

実測177ydをアイアンショットでピン右5mほどのチャンスにつけるも外してパー。スコアは伸ばせずに11アンダーのまま。

■8番パー5/バーディ

ティショットをフェウェイキープさせ、残り70ydの3打目はバックスピンをかけてカップ右1.5mに。このバーディパットを沈めて12アンダーに。同組のエミリー・ペデルセン(デンマーク)もスコアを伸ばし、稲見は単独5位。首位を走るネリー・コルダが7番(パー3)でダブルボギーを喫したことで3人が並んだトップと2打差で、メダル獲得へ射程圏。

■9番パー4/パー

ティショットをフェアウェイにキープさせ、2打目をグリーン手前へ。アプローチはわずかにカップに届かず、OKパットでパーとし12アンダーで後半に折り返した。同組のペデルセンがバーディを奪って14アンダーとし、稲見は単独5位。トップのネリー・コルダはバーディを奪って16アンダーで4打差に開いた。

■10番パー3/パー

アイアンショットはグリーンを外し、2m弱のパーパットを沈めてパーセーブした。

■11番パー4/パー

ティショットはフェアウェイを捉え、2オンに成功。段下上りの5m以上のバーディパットは沈められずパー。12アンダーのままで単独5位。

■12番パー4/バーディ

フェアウェイをキープし、2打目をピン右4mほどにつけてバーディを奪取。通算13アンダーとし、同組のペデルセン、最終組のアショク、コーと並んで2位に浮上。トップのネリー・コルダとは3打差に。

■13番パー4/バーディ

2打目でピン左2mにつけ、この日6つ目のバーディを沈めた。コーチ兼キャディを務める奥嶋誠昭氏とグータッチして通算14アンダーへ。アショク、コーと並んで2位タイをキープし、トップのネリー・コルダも17アンダーに伸ばして差は3打のまま変わらず。

■14番パー5/バーディ

残り188.7ydの2打目で、ウッドのクラブを握って2オンさせた。ボールはピン左奥につけ、10mほどの上りイーグルパットをピン横1mに寄せてバーディ。通算15アンダーに伸ばす。順位はアショクと並んで2位タイで、トップとの差を2打に縮めた。稲見がグリーンに上がったところで雨が降ってきた。

■15番パー4/バーディ

ティショットは1Wを握って安定したフェードボールでフェアウェイへ。2打目をピン左フリンジに落とし、スライスラインを沈めて、これで3連続バーディ。右手でガッツポーズをつくる。トップと1打差の通算16アンダー2位。後続のコーもスコアを伸ばして2位で並ぶ。

■16番パー3/パー

実測176yd。UTでのティショットをグリーン左に外した。残り14.6ydの2打目の寄せはわずかにカップ左を転がってパー。コーがボギーを喫し、稲見が単独2位に上がる。

■17番パー4/バーディ

1Wでのティショットはこの日初めてのフェアウェイキープをできず、グリーン右バンカー手前のラフへ。残り28.4ydから高めのアプローチショットでピンそば5m弱へ。マークして後ろの組にティショットを打たせたところで、雷雲接近のため競技は一時中断。再開後のバーディパットをねじ込んで、通算17アンダーとしてこの時点でトップに並ぶ。

■18番パー4/ボギー

ティショットはフェアウェイをキープ。残り178ydの2打目はグリーン手前のバンカーへ。厳しい斜面からグリーンに乗せるも距離を残し、パーパットは左に抜けた。ボギーフィニッシュで通算16アンダーとし、ホールアウト時点でトップと1打差の2位で終える。

■メダル確定

最終18番を残した、通算17アンダートップのネリー・コルダ、16アンダーのコー、15アンダーのアショクのプレーを待つ。アショクがバーディパットを外した瞬間、稲見のメダルが確定。パーとしたコーとのメダルの色をかけたプレーオフ突入が決まった。ネリー・コルダはパーとして逃げ切りで金メダル獲得を決めた。

■プレーオフ18番パー4/銀メダルに輝く

1打目、稲見はティショットでフェアウェイキープ。コーは右バンカーへ。2打目で稲見はグリーン左へ2オン。距離が残るファスートパットはナイスタッチでタップオンのパー。3オンしたコーは約3m弱のパーパットを外し、稲見の銀メダルが決まった。

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