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米ツアーで3度目エースも 畑岡奈紗「本当に悔しい」5位発進

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 初日(24日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

9Iでのティショットは「感覚としては捕まってしまった」という。グリーンの右手前、132yd先に立つピンの攻め方は経験で知っていた。中央奥からスロープを使って寄せる狙い。「少し抑えて打ったが、風もあって140ydくらいキャリーも出た」という一打は、ターゲットよりもわずかに奥に着弾し、下り傾斜を伝ってカップに吸い込まれた。

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「上の段に止まらなくて良かった。まさか入るとは思わなかった」。畑岡奈紗はホールインワンをジュニア時代にプライベートで1度達成したほかは、すべて米ツアーで記録。2018年5月の「キングスミル選手権」初日、同6月の「マイヤーLPGAクラシック」に続き、これが3回目。ツアーはエースが出るたびに2万ドルを小児病院などに寄付する制度があり、「自分のスコアにもつながって、少し貢献できたので良かった」と笑顔になった。

続く12番も第1打で狙いすましてフェアウェイの右サイドをとらえ、バーディを決めた。最終18番(パー5)は残り207yから3UTを振り切って2オンさせ、バーディフィニッシュ。風が出た午後に「65」をマークした。

エースあり、ボギーなしの6アンダーの5位の滑り出しは満足できるようで「本当に悔しい」と言う。フェアウェイキープを逃したのは第1打を右のバンカーに入れた10番だけ。好調なショットで作ったチャンスをパットで多く外した。「10アンダーくらい行ってもおかしくないような…」と残念そう。

「ライン読みが合っていない。ジャストタッチで30㎝くらいオーバーさせるように(外しても)タップインできる感じで打っているが、それが(曲がる前にカップの横を)抜けているのは(厚く)読みすぎかなと」。前週同様、グリーン上のプレーを残り2日目の課題に挙げた。

スコアの伸ばし合いになる3日間大会で、まずは出遅れなかった。2日目はグリーンの芝の起伏が穏やかな午前のプレーだ。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)

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2021年 ウォルマート NW アーカンソー選手権



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