約3カ月ぶりの試合を前に笑顔を見せる渋野日向子(Andrew Redington/Getty Images)

◇米国女子◇HSBC女子チャンピオンズ 事前情報（2日）◇セントーサGC（シンガポール）◇6749yd（パー72）

渋野日向子は3日（木）開幕の大会で、2022年の米ツアー初戦を迎える。昨年12月のQシリーズ（予選会）を通過して決めた念願の本格参戦。シーズンのティオフ前日にオンラインで意気込みを語った。

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―3月にシーズンイン。一年の最初の試合の気持ちは
「初めて開幕の試合（2020－21年シーズンの再開試合／ダイキンオーキッドレディス）に出させてもらえたのが昨年でした。2020年はコロナで（3月の）試合がなくなって、2019年の初戦は（シードがなく）出られなかった。初めてのアメリカツアーでのスタート。去年よりもすごく楽しみです」

―オフの過ごし方は
「いつもどおり、シーズン中よりは重いものを持って体力強化のトレーニングを。昨年から取り組んでいる4本のウェッジの距離感と精度を高める練習、アプローチをメインに」

―フロリダでのシーズン3戦目（2月）に出場できる可能性もあったが渡米しなかった
「（出場権を争う）マンデートーナメントに出てもいいかなと思ったが、1週のために行くよりは、いっそのこと、1カ月しっかり準備をしてシンガポールで初戦を迎えるかたちのほうがいいかなとマネジャーさんや家族と相談しました」

―シンガポール入りとコースの印象
「先週の土曜日（2月26日）に入り、（日曜日に）18ホールを歩いて（コースチェック）。（月曜日から）ハーフ（9ホール）、ハーフで練習ラウンド。きょう（開幕前日）はプロアマ。コースへの印象は去年と変わらない。グリーンが硬く、ランもかなりする。ラフも長さがそろっておらず、長いところも短いところもある。グリーン周りもティフトン系の（芝種の）ところがある。パーオンさせること、ピンが立つ面に乗せるのが難しそう」

昨年の成績は「覚えていないくらい（笑い）」（ Andrew Redington/Getty Images)

―前年大会は70人中67位
「苦しみまくった試合で、あんまり覚えてないくらい（笑）。でもそのときは自分のスイングに対して自信が（今ほど）なかった。安定してきていると思うので。そのぶん、なにか変わってくれるといいなと思います」

―シーズン初戦を迎える気持ち
「試合は（昨年のQシリーズ以来）約3カ月ぶり。試合は何回経験しても緊張もします。不安もあります。練習で調子が良くても、試合になると変わってきてしまう。始まる前から不安に感じるところはある。それでも、楽しみなところが大きい」

―フルシードがなく、限られた試合数で結果が求められる
「（自分が）アメリカに来られているのは、周りの方が支援してくれているから。私は英語を話せない。マネジャーさんが通訳兼キャディもやってくれる。そういう方がいて挑戦できている。これまで、2カ月、3カ月とアメリカにいてもマイナスに考えたこともあまりなかった。だからいまも楽しみな気持ちでいっぱいです」