「マイヤーLPGAクラシック」<スコア>
2022年 マイヤーLPGAクラシック
期間:06/16〜06/19 場所:ブライズフィールドCC(ミシガン州)
ノーボギー「67」で浮上も 畑岡奈紗は週末&次戦メジャーへ妥協なし
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 2日目(17日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)
強いフォローの風が吹く最終9番、畑岡奈紗は9番アイアンでコントロールして打ったショットの結果に納得がいかなかった。
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「結構、リリースしちゃった(転がっちゃった)。コントロールするときにスピンが入っていなかったところもある」。ピン上から2パットのパー。5バーディ、ボギーなし「67」のラウンドを締めくくっても反省を忘れなかったのは、次週のメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」が念頭にあるからだ。「スピンが足りずに奥にこぼすというのは、特にグリーンが硬くなると思うメジャーでは気をつけたいところ」と表情を引き締めた。
前日の午前組は穏やかなコンディションでのプレー。しかし、畑岡も入った2日目の午前組がハーフターンをするころには風も吹き始めた。「今週は午前→午後の方が良さそうだなっていうのがありますね」と笑ったが、“運”の要素が絡む予選ラウンドのティタイムは初日午後、2日目午前を好む。週末の直前にたっぷりと時間を確保して上位争い、さらには優勝争いに備えたいというのが理由だ。
この日はグリーン上の修正がはまった。前日のラウンド後にキャディのグレッグ・ジョンストン氏にも助言をもらいながら、アドレスで抱いていた違和感の原因を探った。「しっくりこないときって、ボールを見にいきすぎて、頭が落ちちゃう。そこでスムーズにストロークができていない。あとは、ボールをちょっとヒール寄りに(置いて)構えるクセがある」。息の合ったコンビネーションは、ラウンド中だけにとどまらない。
初日の出だし2ホールで3オーバーとしながら、6アンダー17位と上位を見据えるポジションで予選を通過。「ズルズルいかずに盛り返せたのは良かった。少し力がついてきたのかな」。笑顔で昼過ぎにプレーを終え、じっくりと時間を使って3日目に臨む。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)