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「悲しかった」 西郷真央は度重なるディボットの不運

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(25日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)

後半5番、セカンド地点で西郷真央は目を疑った。打球跡(ディボット)に入ったボールを見て、「またか…」。前半でも何度か見舞われていた不運だった。直前の4番、苦しみ続けたグリーン上でロングパットを流し込んでバーディを奪い、369ydと比較的短いパー4で勢いを加速させていきたい場面。会心のティショットだったことも、ダメージに拍車をかけた。

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「イラっとしたというより、なんか、悲しかったですね。“こんなに入るんだ”みたいな」。ウェッジショットの距離だったが、ボールの手前側にはクラブを入れる隙間もなく、力ずくで出してもグリーン手前が精いっぱい。アプローチも寄せられずにボギーをたたいた。

微妙な風のジャッジにも悩まされ、5番から3連続ボギー。8番はチャンスを決め切れず、しゃがみ込んで悔しがった。3打目を奥に外した最終9番(パー5)も「ダラダラとミスが続いてしまった」というダブルボギー。「76」で通算4オーバー54位に後退した。

3週前の「全米女子オープン」から続いた米国での戦いもラスト18ホール。「きょうまでのパッティングのあまり良くないイメージを持ちすぎないようにしたいので、1回リセットして。とりあえず、きょうのプレーは忘れて、気持ちを新たにして臨みたい」と切り替えを強調した。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)

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