世界を舞台に戦っている

◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 事前（30日）◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd（パー71）

前週カナダで試合に出場していた古江彩佳は、最終日が行われた28日（日）のうちに今週の会場となるオハイオ州まで移動してきた。

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使用する飛行機の機体が小さかったこともあってかゴルフバッグの到着が遅れるトラブルに見舞われたが、29日（月）はプロアマ戦を回る予定だったためコースには足を運んだ。最初はレンタルクラブでのプレーを提案されたものの、プロゴルファーとして何より大事な自らのフィーリングを維持するため丁重に断り、大会側も理解を示してくれたという。

コースチェックではバンカーを入念に確認するのが恒例

その日は荷物をピックアップするため再びミシガン州デトロイトの空港へ。同行している母・ひとみさんが食事を用意するための調理器具などを積んだスーツケースがなぜか経由地ではないイリノイ州シカゴにあるという事態も判明した。

それでも30日（火）に18ホールの練習ラウンドを行うことができた。「ちょっと（疲労が）残っているかな」としつつ、練習時間を調整して回復に充てるなど落ち着いて準備にあたっている。

米ツアー1年目。全ての苦労も糧にしていく

米本土での試合は6月「全米女子プロ」以来。その間の欧州シリーズで米ツアー初優勝も経験し、「LPGAツアーの仲間入りはできたかなと思えるようになってきた」と確かな一歩を刻んだ。

予選ラウンドは世界ランキング12位でメジャー優勝経験もあるキム・セヨン（韓国）、ツアー1勝のパジャレー・アナナルカルン（タイ）と同組。スタート時間やペアリングから立場の変化は明らかだが、「いまは何とか予選を通過してというくらいの順位でしか終われていないのがほとんど。もっと上位を争って、上を目指していきたい」と貪欲に言った。（オハイオ州シルバニア／亀山泰宏）