前半は首位にも迫った古江彩佳

◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 2日目（2日）◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd（パー71）

決勝ラウンドに進んだ日本勢3人はいずれも、楽しみなポジションにつけている。3打差4位から大会連覇を目指す畑岡奈紗だけでなく、古江彩佳と笹生優花も5打差16位とトップの背中が見えている状態だ。

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古江は前半17番（パー5）でこの日3つ目のバーディを奪って首位と1打差に迫った。「特に意識はしていなくて、できるだけトップに追いつこうというだけ」と心が揺れることはなかったが、後半は小休止。スコアが動いたのは5番のボギーだけだった。

悔やんだのはグリーン上。「オンライン（ラインに乗せて）でバーディパットを打てたりもしたんですけど。30㎝足りず…みたいなのが何回かあった」。狙い通り上りのラインにつけながら打ち切れなかったことも、モヤモヤに拍車をかけた。「前半は良かったんですけど、後半に入って少しタッチが合わず、ちょっとずつ狂ったかな」と振り返る。

笹生優花は後半にスコアを伸ばした

対照的に笹生は後半チャージをかけた。出だし2連続バーディも、15番でバンカーに入ったボールが“目玉”となってダブルボギー。後半3番でもボギーと一気に後退しかけたが、そこから3バーディを奪い返した。8番（パー3）は9番アイアンを握って、あと少しでホールインワンというスーパーショット。「ホントにいいショットだった。（全体的に）5歩以内のパターも入ってくれた」と納得のプレーができた。

前後の組で回って、ともに通算5アンダー。3日目は同組に入った。「もっと上を目指して頑張っていきたい」と意気込む古江に対し、笹生は「上との差も結構あるので簡単にはいかない。自分は自分で、その日納得いくゴルフができれば」と淡々。プレースタイルの違いも際立つ2人が、それぞれのスタンスでさらなる上位をうかがう。（オハイオ州シルバニア／亀山泰宏）