Danaオープン by マラソン<リーダーボード>
2022年 Danaオープン by マラソン
期間:09/01〜09/04 場所:ハイランドメドウズGC(オハイオ州)
「二桁に乗せたかった」 古江彩佳は“怒り”も最終日の力に
◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 3日目(3日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd(パー71)
17番(パー5)、フェアウェイの真ん中からセカンドを左へ引っかけた古江彩佳は珍しく自分への怒りを示すようなしぐさを見せた。「(3打目勝負で)しっかりフェアウェイに置いておかないといけないところ。ライも悪かったですけど、しっかり打てなかったのが悔しかった」。内に秘めた闘志が顔をのぞかせた瞬間だった。
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その17番でバーディを奪えず、パー5が連続する18番も3打目は左手前のラフからバンカー越えの厄介なアプローチ。微妙な距離を残してパーでフィニッシュした。「あしたに向けて二桁(アンダー)はやりたかった」。通算8アンダー18位での締めくくりに歯がゆさがにじむものの、大混戦となっている上位の背中はそれほど遠くない。
この日は米ツアーでは初めて笹生優花と同組で回った。「会話が1人分、(日本語でできるので)少し楽になりました」と笑わせつつ、ティショットが乱れた笹生をスコアで置き去りにしていくプレーだった。
スタートの1番は1打目が予想以上に飛んで左足下がりの厄介なセカンドとなったが、残り127ydからPWで2m弱に絡めるバーディ。4番は5mほどのバーディパットをしっかり打ち切ってスコアを伸ばし、5番もナイスパーで切り抜けた。
後半、いずれもバーディ直後に喫した2ボギーはバンカーからのセーブに失敗したもの。11番はピン奥の傾斜などを警戒してショート。14番(パー3)は「自分のミス」と冷静に受け止める。「もっと上位の近くに行けるように頑張りたい」。悔しさを最終日の反発力につなげていく。(オハイオ州シルバニア/亀山泰宏)