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パッティングに“不安ゼロ” 畑岡奈紗は絶好スタートも「まだ初日」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 初日(8日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

畑岡奈紗が8バーディ、1ボギーの「65」をマークして7アンダー2位発進。4月「DIOインプラントLAオープン」に続くシーズン2勝目へ上々のスタートを切った。

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3つ伸ばして折り返した後半に加速した。11番(パー3)でミドルパットを沈めると、12番(パー3)は残り102ydから50度のウェッジで右サイドのピンに絡めて2連続バーディ。3Wを握った13番でこの日唯一といっていいティショットのミスからボギーを喫したが、107ydのパー3となる14番でやはり右ピンに対して54度のウェッジでチャンスを演出。ここから3連続バーディを奪って抜け出した。

ところどころ木がせり出すなど、1打目のロケーションがシビアな前週はフェードボールを多用して戦った。同じオハイオ州で連戦に臨む中で「ちょっとフェードのイメージが戻ってきた。(スイングで)骨盤が寝てきちゃったりとか、アドレスの時点でちょっとしっくり来ていない部分もあったので、そこをうまく修正できたかな」。この日奪ったバーディのうち4つがフェード系で右ピンをうまく攻略したものだった。

ウェットなコンディションを考慮して多くのホールでティイングエリアが前に出され、この日の総距離は6288yd。パー3を除く14ホールで1Wを持ったのは5ホールだけだった。スキのないマネジメントから、「ほとんど不安がない」と言い切る好調なパッティングでチャンスを仕留める。練習ラウンド時点では極端に重かったグリーンスピードの変化にしっかりと適応。2週続けてポアナ芝が混じるグリーンも「転がりが良くなってきているので、スピードもイメージしやすい」と苦にするそぶりがない。今季ただ一人のバーディ数300個超えを記録している爆発力をいかんなく発揮した。

「(コースチェックで)練習していても、これくらいのスタートを切っていきたいと思っていた。まだ初日だけなので、ここからしっかり頑張りたい」。さらにアクセルを踏み込み、首位との1打差を追いかけていく。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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