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2022年初の賞金獲得 上原彩子がシード確保へリスタートの一歩

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 最終日(11日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

上原彩子は「今年、これが賞金稼いで1試合目ですから」と微笑んだ。3月に地元・沖縄で出場した国内ツアー「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ち。体調不良からの米ツアー復帰戦となった前週もカットラインに2打及ばず週末に残れなかった。シード維持を目指す主戦場で通算3アンダー42位と再出発の一歩を刻んだ。

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2日目の最終ホールだった9番でバーディを奪って滑り込んだ決勝ラウンドだった。「今のスイング、自分のゴルフの中でどれだけスコアを作っていけるか。2日間より4日間プレーできる方が自分と向き合えるし、いろいろ感じるものもある」。同学年の飯島茜にコーチを依頼して取り組むスイングは、アドレスに入る際のルーティンが前週から変化するなど、地道な歩みを進めている段階。1Wを筆頭に全体的な飛距離が伸び、「今までと違うから(クラブの)ジャッジが大変」と顕著な変化も実感している。

“公傷”の適用で昨季から8試合分の出場権が持ち越された。まずは前週から「LPGAメディヒール選手権」(10月6日~/カリフォルニア州レイクマースドGC)までの6連戦につぎ込み、その後のアジアシリーズとフロリダ州のラスト2戦はフィールドが絞られるため、残り2試合分は来季に使うこともできるという。ただ、「この6試合で頑張れたら、(シード選手として)自分の好きな試合を選んで出ることはできる。それがベスト」と話すように、今季中にポイントを稼いで決めるシナリオが望ましいのは言うまでもない。

今週は新規大会で初めてのコースだった。次週「ポートランドクラシック」(オレゴン州コロンビアエッジウォーターCC)から3試合はよく知る会場、カリフォルニアは再び初めての舞台となる。「いろんな面白いコース、素晴らしいコースでプレーできるのはすごく楽しみ。もちろん日本もそうですけど、皆さんレベルも高い。その中で自分がいいプレーを引き出せたら、なおモチベーションも上がる。もっともっとチャレンジできるというか、そういうものをかき立ててくれる」。シードを懸けたタフな状況であっても、戻ってきた米国での一瞬一瞬が楽しくて仕方ない。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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2022年 クローガー・クイーンシティ選手権



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