「納得できて、うれしい」 渋野日向子の“モヤモヤ”消した18ホール
2022年 ポートランドクラシック
期間:09/15〜09/18 場所:コロンビア・エッジウォーターCC
上原彩子がホールインワン 最終日は「できるだけたくさんバーディ獲って」
◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 3日目(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
2番ホールのグリーンから日本語の歓声が沸き起こった。上原彩子がパー3でホールインワン。同組の渋野日向子とよろこび合い、帯同していた日本人のファンから声援を浴びた。
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ティショットは、左に切られたカップの手前に落ちてコロコロと転がりカップイン。「どっちかというと(ピンの)右を狙っていったんですよ」と、予想外のホールンワンは人生で8、9回目だそう。「本当ラッキーでした」と笑顔がこぼれた。
そのまま流れにのりたいところだが、まだ本調子でないショットに左右されてなかなかチャンスがめぐってこない。「まだ左右どちらのミスも出るので、曲がった時にスコアを作るのが難しい」とミスをリカバリーしながらのプレーが続く。硬さを増したグリーンも警戒し、とにかく手前に乗せて安全なプレーを心がけ、1イーグル1バーディ、5ボギーの「74」で終えた。
同組の渋野とは、この日はじめて一緒にプレーした。「ポテンシャルの高い選手ですし、本当に楽しみ。日本は本当にうまい選手が増えて、古江選手もそのひとり」と、そばで見ながら後輩の活躍をよろこんだ。
通算4アンダーで38位に後退したが、2試合連続で迎える最終日は「いろいろ試せる。できるだけたくさんバーディを獲って、次の試合につなげられるよう頑張りたい」と意気込む。「ときどき日本の試合にでると、昔よりもレベルが全然変わった」とポツリとこぼしたが、米ツアーに本格参戦して10年目。下の世代に負けないプレーを目指す。(オレゴン州ポートランド/谷口愛純)