日本勢最上位で初日を終えた

◇米国女子◇ボランティア・オブ・アメリカクラシック 初日（29日）◇オールドアメリカGC （テキサス州）◇6475yd（パー71）

「これはまだ、おさまってくれた方」と風速4～5m／sは想定の範囲内だ。古江彩佳がボギーなしの2バーディ「69」をマークして11位発進。月曜の練習ラウンドでこの日以上の強風も経験して覚悟はしていた。アンダーで回れたら及第点と考えていた初めてのテキサスは、「本当によくできた」と納得の滑り出しを決めた。

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前半11番（パー3）で1mにつけてバーディを奪うと、ピンチが来てもしぶとくパーを重ねていった。1アンダー15位で入った後半は1番でバーディを先行させたが、「何が起こるかわからないので」と強風と傾斜の強いグリーンに気が抜けなかった。

微妙な距離を決めてパーを拾っていった

4番はピンサイドにグリーンを外したが、アプローチで2m弱に寄せてパーセーブ。10yd前後の難しいアプローチが残った6番（パー5）も、冷静にグリーンの傾斜を読んで“OK”に寄せてパーを拾っていった。

日差しが強いけどサングラスはかけません

「微妙なパットも3、4回くらいあったので、そこを抑えられたぶん、バーディが入らなくてもしょうがない」と2アンダーは合格点。日本勢最上位で初日を終えた。

2週前の「ポートランドクラシック」初日から続くアンダーパー、8ラウンド連続で60台をキープしている。「あしたも変わらずマネジメントを大事にして。チャンスについたらしっかり獲っていきたい」と、黙々と目の前の一打をこなしていく。（テキサス州ザ・コロニー／谷口愛純）