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アイアンの“番手ずらし”好感触も 渋野日向子は下りラインを警戒で弱気に

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 初日(3日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd(パー72)

米ツアーメンバーとして臨んだ渋野日向子は苦しい滑り出しとなった。トップが7アンダーを出す中、1バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「75」でプレー。3オーバー71位と出遅れた。

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1番から5m弱のバーディトライが横を抜けるなど、カップ周りで微妙に切れるパッティングがなかなか決まらなかった。5番でピン左2mが入らずボギーを先行すると、10番は右ラフからの2打目を手前のバンカーに入れて3オン。さらに5mからの3パットでダブルボギーを喫した。

ショートパットで引っ掛ける場面もあり、「カップ手前でボールが切れて、というのが多かった。もったいなかった」。ドライバーショットも1番を含め右へのミスが多く出たことを反省点に挙げた。17番も右の林に入れ、アンプレヤブルとして打ち直してのボギー。苦しい1日となった。

「少し下りのラインを残してもいいや」という気持ちで前日までしっかりピンを刺していたショットは、一夜明けて少しだけ弱気がのぞいた。「やっぱり試合になると、どうしても打ち切れない部分があって。(同組の)イ・ジョンウン6選手が相変わらずショットメーカーというか、パットも危なげなくて、バンカーも上手いし。かっちゃん(勝みなみ)も飛ばし屋で、勉強になりました」

悔しさにあふれた中で「すごい好感触」と言ったのはアイアンショット。今週から7番アイアンのシャフトを6番に差すなど、番手を1つずつずらすように差し替えて硬さやしなりを調整した。「結構、ボールに厚く当たる感じ」。予選落ちがない分、出遅れを取り戻すチャンスは54ホールも残っている。(滋賀県大津市/石井操)

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