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笹生優花の光った対応力 「難しかった」風に順応してV圏内

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 3日目(9日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

決勝ラウンドに入り、予選2日間よりも強まった風への対応力が問われるコースコンディションに。9アンダー5位の笹生優花も「風向きがほぼ真逆だった」と警戒を深めてスタートしたが、持ち味の“攻めるスタイル”でピンを狙うショットが安定せず、パーオンを逃した前半3番(パー3)でボギーが先行した。

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4番(パー5)でバーディを獲り返したものの、363ydと短い6番は1Wショットを左ラフに曲げ、アプローチを寄せきれずにパー。313ydとワンオンが狙える7番も1Wショットを左サイドのバンカーに入れてパーとなり、今シーズン平均飛距離9位(271.42yd)につけるパワーを生かせないプレーが続いた。

「最初はアジャストするのが難しかった。パターも微妙だったし、ミスショットもあった。それがスコアに出ている」と、1つスコアを落とした前半を振り返った。

しかし、折り返し直後の10番でバーディを奪うと、121ydの14番(パー3)では50度のウェッジからホールインワン寸前のスーパーショットを披露。2桁アンダーに到達すると、17番もバーディとして後半3つ伸ばし、4バーディ、2ボギーの「70」。首位と4打差の通算11アンダー5位で終え、優勝争いに踏みとどまった。

前半は苦しんだ風にも順応し、終わってみればフェアウェイを外したのは3ホールのみ。3日間のフェアウェイキープ率も76.1%(32/42)と上々の数字だ。狙うは2021年「全米女子オープン」以来の勝利。「やることに集中して、頑張りたいと思います」と、いつもと変わらない決め文句で意気込んだ。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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