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「パター次第」の勝みなみ グリーン上で初心に帰る

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前(28日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

初出場大会を控えたコースチェックは開幕前日の1ラウンドにとどまった。勝みなみは11位で終えた国内ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に続く、太平洋をまたいだ連戦をスタート。米ツアーのルーキーイヤーの締めくくりに挑む。

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乗り継いできた機内で、睡眠をとりながら時差調整してきた。到着翌日の27日(水)に会場入り。「今のところ大丈夫なんですけど、もしかしたらこれから来るかもしれない」と試合期間中にやってきそうな睡魔を気にしながらクラブを振った。

開幕前からイベント盛りだくさんの3日間大会で、勝がコースの下見を許されたのは28日(木)のプロアマ戦だけ。午後1時過ぎから18ホールを回り、メモにペンを走らせた。キャディが事前に仕入れた情報では「雨の影響で地面が軟らかく、ちょっと日本と似ているかもしれない」というコンディション。「先週の流れで行けるのかなと思います」とホスト大会で得た手応えを生かせそうでもある。

米ツアーでは7月下旬から8月にかけた欧州3試合でいずれも決勝ラウンドを戦ったが、米国で予選を通過したのは7月初旬の「全米女子オープン」(71位)が最後。直近3大会で連続予選落ちを喫している。「あとは本当にパター次第、というところまでずっと来ている」とショットの好感触をスコアで表現しきれていない。

来季のシード権争いが気になる年間ポイントレース78位(上位80位が翌年のフルシード)のポジションで、今は改めて構えから正しているところ。「初心に帰って、まずアライメントからしっかり見直して、スクエア気味に(打てるよう)練習している」。インパクト前にフェースがオープンになる時間が長く、そこから「かぶせて打つ感じだったので」引っかけるミスが頻発していた。「今週こそパターが入ってくれたら」と修正を好結果につなげたい。

目の前の1ポイントにナーバスになりそうな季節でも、「優勝を目指して頑張る」姿勢は変えない。「優勝できなくても上位で毎週頑張れるように。まずは予選を通過して上位に行くことを目標に。優勝できたらラッキーという気持ちで」と強い気持ちのままプレーする。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)

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