3位の西郷真央「66」の半分はパターで 吉田優利4位で最終日へ/米最終予選
2023年 Qシリーズ
期間:11/30〜12/05 場所:マグノリアグローブGC(アラバマ州)
セルフでどうぞ 米女子ツアー予選会の“定番”ランチメニュー
2023/12/06 14:04
◇米国女子◇Qシリーズ(最終予選会) 6日目(5日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)、フォールズコース(6643yd、パー71)
“LPGA”のロゴが刻まれた青いテントの下は毎日、午前8時頃にごった返す。選手、というよりはキャディやサポートスタッフの姿が多い。白いデスクを囲んで、なにをしているかというと…お昼ゴハンの支度なのだ。
ここはドライビングレンジの一角。出場選手がショット練習を行っている後ろで、人々がせっせとこしらえるのはランチ用のサンドイッチである。大会の女性スタッフが毎朝、机の上にドサッと置くビニール袋の中身はパンの山。隣にカラフルな瓶とナイフ、キッチンペーパーが並べられる。
レギュラーツアーの試合であれば、いくつかのホールのティイングエリアに果物や栄養補助食品などがたっぷりある。翌シーズンの出場権を争う、しめやかな予選会ではそうはいかない。数カ所に飲料水が用意されているだけで、食べたきゃ、持ち込む必要がある。
だから、選手や帯同キャディにとってはこの(セルフ)サービスがありがたい。好きなパンを好みの味に。瓶の中身はピーナツバターにブルーベリー、ストロベリーのジャム、チョコレートクリーム。もちろん組み合わせも自在で、出来上がったサンドイッチはプラスチックバッグ(ジップロック)に入れて、キャディバッグに潜ませておく。並ぶ食材は毎日同じだけど、ぜい沢なんて言っていられないのも予選会だ!
ちなみに、クラブハウス内では今回、ブッフェ(バイキング)が用意されている。第1ラウンドから日替わりで、初日のサンドイッチバイキング以降、バーベキュー、タコス、チキン/ポーク、パスタ、トラディショナル(ハンバーガーなど)という具合。
ほかに毎日、サラダやスープ、デザート、ドリンクが付く。選手と帯同者1人までが無料。1人追加した場合、19ドル(約2796円)かかる。こちらは「テイクアウト禁止!」の注意書きがあるため、ハンバーガーなんかを手作りしてコースに持っていくことはできない。
そもそもこちらのバイキング、オープンは午前10時半から午後4時半まで。全選手のティオフ後に始まり、ホールアウト後まもなくして閉まる。「いったい、何人が食べられたんだろう…」という疑問が浮かぶのだった。(アラバマ州モービル/桂川洋一)