<スコア> フォード選手権 presented by KCC
2024年 フォード選手権 presented by KCC
期間:03/28〜03/31 場所:セビルG&CC
アンダーパーは114人 渋野日向子「伸ばすしかない」
◇米国女子◇フォード選手権 presented by KCC 初日(28日)◇セヴィールG&CC (アリゾナ州)◇6734yd(パー72)
後半14番(パー3)、同じ組のチ・ウンヒ(韓国)の10m以上のバーディパットが鮮やかに決まる。直後の渋野日向子の8mは惜しくも外れて2m弱オーバーし、返しのパットはカップに嫌われ、痛い3パットボギー。「きょうはそんな感じが多かった。流れをつかみたいところでボギーにしてしまった。」とバーディ合戦に加われず出遅れる結果になった。
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風が出てきた午後のプレーは、出だしから前の組を待つ時間が断続的に続いた。2番(パー5)でボギーが先行。4番(パー3)で取り返した後は、パーが並んだ。
144人のフィールドでアンダーパーを114人、60台を75人が記録するロースコアペース。「パー5でチャンスをものにできなかった」のが痛い。後半12番では3打目のウェッジショットを右ラフから打たされ、最終18番もセカンドでグリーン右奥まで運んでから寄せきれずパーどまりだった。
1バーディ、2ボギー「73」で1オーバーは123位。乾燥した砂漠エリアでは球が普段よりも飛距離が出る傾向にある。10番、15番など、ピンに向かったショットがグリーン奥のエッジまでこぼれるシーンがあった。
「若干、飛んでいるかなと思いました。それは把握しているつもりだった。あとはしっかり打てるかというところ。思ったよりは転がったところが多かった」と微妙な距離感の修正を急ぎたい。
2日目は穏やかな天候が期待される午前のプレー。「伸ばすしかないので頑張ります。アンダーパーを出せるように」。今季1ラウンドベストは自身の初戦「ホンダLPGAタイランド」2日目の「66」。週末への扉を開くためには近いスコアが求められる。(アリゾナ州ギルバート/桂川洋一)