畑岡奈紗がネリー・コルダと同組 渋野は日本時間30日午後8時18分から/予選R組み合わせ
2024年 全米女子オープン presented by アライ
期間:05/30〜06/02 場所:ランカスターCC(ペンシルベニア州)
「アップダウンは関西っぽいけど…」山下美夢有のキーポイントは“落としどころ”
◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 事前(28日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)
地元関西でよく見られる高低差の激しいコースも、回ってみるとやはりメジャーセッティングのタフさが際立つ。山下美夢有は「アップダウンは関西っぽいですけど…。ラフの感じとかは全然違う」と苦笑しながら話す。
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もっとも、海外メジャーでの場数を少しずつ重ねてきた変化は開幕前から随所に表れている。距離の長さやラフの状態は「予想していた感じ」と面食らうことはない。そのラフへの対処も、「昨年よりは経験も増えて、去年ラウンドして分かる部分も多かった。それを生かせたら」とうなずいた。
ポイントに挙げたのは「落としどころのマネジメント」。ラフまで転がってしまうアンジュレーションを避けつつ、スコアメークの大前提となるフェアウェイキープを徹底すること。複雑なグリーンの傾斜は、ショットをキャリーさせる場所にも細心の注意が求められる。
目標に掲げ、出場圏内につける「パリ五輪」行きへ大事な一戦。それでも、意識を占めるのは、この難コースにどう立ち向かっていくかだ。「この難しいセッティングで、いかに上位で戦えるか。先のことを考えるよりも、ホントに目の前のコース。頑張るだけですね」と強調した。
メジャーの中でも「一番難しい、一番タフなイメージ」と位置付ける全米女子オープン。初出場の前年、カリフォルニア州ペブルビーチGLで予選落ちを味わった悔しさをぶつける4日間にできれば、夢のオリンピックにもつながっていく。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)