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同時出場の姉妹は過去8組 史上初の双子・岩井ツインズが一緒に週末へ

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 2日目(31日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

79回の歴史を誇る「全米女子オープン」で、同一大会に出場した姉妹は過去8組ある。ともに米国女子ツアーの礎を築いたアリス・バウアー&マリーン・ヘギー姉妹に、大会3勝のアニカ&シャーロッタ・ソレンスタム姉妹(スウェーデン)。現在の世界ランク1位ネリー・コルダは、姉のジェシカとのべ7大会でそろい踏みした。

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アリヤモリヤのジュタヌガン姉妹(タイ)は今大会が9年連続10回目の共演。そして岩井明愛千怜姉妹は昨年史上初めて双子で参戦し、2年連続で最高峰の舞台に立った。

ことしは決勝ラウンドに一緒に行ける。1年前にペブルビーチGLで涙をのんだ明愛が通算6オーバーの34位で予選を通過した。初日5オーバー70位の出遅れを取り返す「71」の粘りのプレー。2打目をグリーン奥にこぼした後半4番でダブルボギーを叩き、カットライン上で緊張感が漂った終盤8番(パー3)で会心のプレーが出た。

落としどころが狭く絞られたグリーンに対し、5Iでのティショットがピン奥3mにピタリ。「バーディチャンスについても、なかなか難しいパットばかりだった。1つ、2つ入ってくれれば…」という展開を打破するバーディが生まれた。通算6オーバー34位でついに開いた週末への扉。「ちょっとホッとした気持ちもあります。ラフからのショットが多かったけれど、きのうよりも良い攻めができた」と安ど感に手ごたえがにじんだ。

5位スタートを決めていた妹とは昨夜も「そういえば、ゴルフの話を一切しなかった」という。「たぶん、“変わってる”と思うんですけど…(笑)」。その千怜は最後から1つ前の組で回り、3バーディ、2ボギー1ダブルボギーで同じ「71」。通算1オーバーで5位のまま昨年に続く決勝ラウンド進出を決めた。

午後8時のホールアウトにも千怜は「(昨晩から)よく眠れましたし、こういう戦いになると思っていた。体力を温存できた分、きょうは集中できた」と充実の表情を浮かべる。「順位に関してはあまり考えていなくて。まだ2日目。本当にタフでどうなるか分からないコース。日本人選手が上位で上がれるように、私も付いて行けるように頑張りたい」と冷静に残り36ホールを見据えた。(ペンシルベニア州ランカスター/桂川洋一)

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