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成長を感じるルーキーイヤー終盤戦 「優勝争いを、もっと」西郷真央は貪欲に

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(18日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)

年間ポイントランク14位は、今週出場する日本勢で最上位だ。メジャーの6月「全米女子プロ」、7月「AIG女子オープン(全英女子)」ともに7位を含む、今季5度のトップ10入り。西郷真央が米初優勝をかけてシーズン終盤に入る。

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8月「FM選手権」を19位で終え、2週間のオフは日本で過ごした。米国のコースコンディションに合わせて作ってきたショットは変えず、ショートゲームを重点的に練習。「しっかり休みながらトレーニングをして、すごく良い休みになったと思います」と体力の回復に充てた。

月曜(16日)に会場に入り、この日のプロアマを合わせて1.5ラウンドを回ってコースチェック。「最近は試合で良いパフォーマンスが出せるよう、体力を温存できている」と疲れを感じさせない様子は、ルーキーとして19試合を戦って成長した証でもある。

「最初のころは、コースも見たい、自分も練習したい…と体力的にもしんどいところがあった」。コースチェックを入念に行いながら、ショットも納得がいくまで練習を続ける日々。最終日まで体力が持たないことも多く、3月「ファーヒルズ朴セリ選手権」(13位)、5月「ファウンダーズカップ」(29位)はトップ10から最終日にスコアを伸ばせず後退した。

ショットが安定してきたこともあり、徐々に練習量をセーブ。「最終日に一番いいパフォーマンスを出せるようにできている」と上位争いで崩れることが減り、7月「全米女子プロ」以降で4度のトップ10入りを果たした。

ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでは、現在2位のイム・ジンヒ(韓国)に96pt差をつけて1位にいる。「年間を通して上位で戦えているのは、評価しても良いと思う」と話すが、満足には程遠い。「今シーズン、優勝争いをもっとできたら。残りの試合は少ないですけど、もちろん優勝を目指して頑張りたい」と、1勝目が新人賞への近道だ。 (オハイオ州メインビル/谷口愛純)

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