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稲見萌寧は友達の相棒と初タッグ 「うまくいかない時間も良い勉強」

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前(25日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

「英語は全然ダメなので、雰囲気で!」。そう言いながら、ゴルフ用語を使った海外キャディとのやり取りはスムーズそうだ。稲見萌寧は、今週初タッグの相棒と再起を図る。

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前週「クローガー・クイーンシティ選手権」で、6月「全米女子プロ」以来の米ツアー復帰を果たしたが、ショットが安定せずに予選落ち。今週は心強い味方として、同学年で仲のいいチェ・ヘジン(韓国)のエースキャディを連れてきた。同選手とは、アマチュア時代に日韓ナショナルチームメンバーとして対決していた間柄。「ヘジンが今週出ていないので」とピーター・ゴッドフリー氏とタッグを組む。

米女子ツアーで長年、キャディを務めてきたゴッドフリー氏は18回目を迎える本大会のコースも熟知している。前週はパッティングコーチの須藤大和氏にバッグを預けたが、「練習も見て、コースもチェックするのはすごく大変。今週はコーチに専念してもらいます(笑)」と調整により専念できる効果もありそうだ。

スイングの不安は薄まってきたが、“試合勘”を取り戻すにはもう少し時間がかかる。「全米女子プロ」を途中棄権してから、9月の国内ツアー「ソニー日本女子プロ選手権」まで実戦から離脱。前週はショットもパットも感覚は悪くなかったが、「プレッシャーがかかったときに、やり切ることが難しい」と試合で良いパフォーマンスを続けることが難しかった。「自信は半々。ミスするとまたすぐに自信をなくすけど、それを続けていけば、強くなっていく」と試行錯誤が続く。

「うまくいかない時間がすごく長いけど、それも良い勉強」と苦しい時期も経験のひとつと捉えている。「今週はこっちのキャディさんなので、米ツアーの狙い方にうまくマッチしていけたら」。友人のキャディと臨む今週も、これから米国で戦うための大事な経験値になる。(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)

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