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「自分が沈んじゃう」 畑岡奈紗が2勝したコースで警戒する例年とのギャップ

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前(26日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

2018年に米ツアー初優勝、21年に5勝目をあげたコースは、記憶と少し違う。2年ぶりにコースを回った畑岡奈紗は、いつも以上に軟らかいフェアウェイとグリーンに首をひねった。「パー3のティショットは、自分が沈んじゃう。アイアンの上の方に当たって距離感が合いにくい」と警戒した。

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昨年は出場を見送り、58位で終えた2022年以来の7度目になる。久々に戻ってきたコースは、冬の間の悪天候と、例年よりも長く伸びた芝の影響で地面が軟らかい。歩くと足が沈む感覚があるほどのフェアウェイは、ランが出ずに飛距離も落ちる。ティショットでハイブリッドを握っていた12番(394yd)は、今年は練習ラウンドで1Wを握った。

「前の年も硬いわけじゃなかったけど、それなりに転がってくれた。何ヤードかしかランが出ないので、ティショットで池が絡むところがあっても、攻めないとセカンドが残ってしまう」と、これまでとは異なるマネジメントに思考を巡らせる。

コースコンディションの変化を警戒しつつ、いつもより涼しい気候は戦いやすい。30度超えの暑さを覚悟してきたが、今週は日中でも24~28度の日が続いている。「秋っていう感じなのかな。体が動かしやすいし、ちょうど良いですね」と笑顔を見せた。

今週を終えれば、1週間のオープンウィークを挟んで10月10日開幕の「ビュイックLPGA上海」(中国)からアジアシリーズに突入する。上海を終えた後は、国内女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(17日~20日/マスターズGC)に参戦するつもり。「伸ばし合いにしっかりついて行って、アジア前にいい成績を残したい」と意気込んだ。

直近のトップ10は、6月のダブルス戦「ダウ選手権」(8位)を除けば2月「HSBC女子世界選手権」3位までさかのぼる。「前みたいにガンガン、バーディを獲っていけるゴルフを早くできるように」。2勝をあげた大会で、昨年バーディ数ツアー1位(369個)の攻撃力を取り戻したい。(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)

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