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馬場咲希「アメリカでやりたい」 来季米レギュラーツアー参戦に向け最終予選会へ

◇米女子下部エプソンツアー最終戦◇エプソンツアー選手権atインディアンウェルズ 最終日(6日)◇インディアンウェルズ ゴルフリゾート(カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

米国女子の下部エプソンツアーを主戦場とする馬場咲希がプロ1年目のシーズンを終えた。初優勝のチャンスだった最終戦は、首位に1打差から最終ラウンド「70」と伸ばし切れず8位。年間ポイントランキングも18位にとどまり、15位までに付与される来季レギュラーツアー出場権(11~15位は出場が限定的)も逃した。

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「今週はずっとパットが良くなかった」というグリーン上の苦戦が最後まで足かせとなった。この日は後半を前に優勝争いから遠のいたが、“昇格争い”ではまだまだ渦中にいた。後半13番から3バーディと盛り返し、迎えた最終18番。「入ったら、もしかしたら…」とわずかな望みを抱いて打った5mほどのバーディパットはカップに蹴られ、「相当、残念だった」とグリーン上で頭を抱えた。

来季レギュラーツアーの出場権をかけて、馬場はポイントランク35位までが出場できる12月の最終予選会(12月5~9日/アラバマ州・マグノリアグローブGC)に回る。「アメリカでやりたいという気持ちは、もちろんある。(来年に向けて)チャレンジしていきたい」。最終予選会には、2次予選から進出した昨年に続いての出場。同コースで行われた昨年は62位に終わり、下部ツアー出場権の獲得にとどまった。

1年目のシーズンは全19試合中18試合に出場し、ほぼ休みなく戦い抜いた。6月「アイランドリゾート選手権」の2位を含む5回のトップ10、予選落ちは2回と安定した成績を残した一方、「毎週、取り組む課題がやりきれなかった週があったのは悔しい」と振り返る。「毎週試合をすることがなかったので、すごい大変。移動もすごく大変だった」とルーキーならではの苦労も多く、体力アップの必要性も痛感。こちらも不足を感じた体作りを含め、「このオフでしっかりトレーニングをして、また来年に向けてできたらいい」と2年目に向けて課題の克服に努める。

早々に帰国し、11日開幕の「富士通レディース」(千葉・東急セブンハンドレッドクラブ)に主催者推薦で出場する。23年9月「住友生命レディス東海クラシック」以来となる日本ツアーは、同年11月のプロテスト合格後から初参戦となる。「プロになって試合に出られるのがすごくうれしい。去年とはまた違う気持ちで出ることになると思うけど、それが楽しみ」。帰国直後のハードな日程ながら、久々の母国ツアーを心待ちにしていた。

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