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笹生優花が小学生に「クリニック」 終了30分オーバーの熱量
6月のメジャー「全米女子オープン」で2勝目を飾った笹生優花は12日、茨城県の静ヒルズCCでジュニアイベントを開催した。2022年に始まった「YUKA MEET & GREET」は今回で3回目。小学4年生から6年生の男女38人が参加した。
午前9時にスタートしたイベントは、質疑応答を交えながら、ジュニアからのリクエストがあったショットを笹生が披露するところからスタート。ひと通りクラブを振った後は、各打席で一人ひとりの悩みを聞きながら個人指導する「クリニック」を行った。
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クリニックは当初予定していた時刻よりも30分以上オーバーして終了した。1人に教える時間は3分以内としていたつもりが、熱量たっぷりに指導。アライメントスティックを使用したり、クラブを再び握ったりして実演を続けた。助言はアドレスやスイングの形だけでなく、クラブ自体を診断するなど多岐にわたった。
自身のプレースタイル同様、「楽しむこと」を大事にする笹生は、クリニックを行う上で「ゴルフにすごく力を入れてほしいというわけではない」と話す。それでも、「もちろん、向こう(ジュニア)は軽い気持ちで来ているわけじゃないと思うし、自分も軽い気持ちでやっていない。だから、ゴルフのことを聞きに来てくれたら、こっちも丁寧に返さないといけない。あとから振り返ってそれが『楽しかったな』っていう思いに変わってくれれば」とイベントの意義を真剣に語った。
クリニックは今後も続けていくつもりで、「こういう時間を大事にしていきたい。短い時間だったけど色んな話もできたし、楽しい一日になった。元気をもらった」と振り返った。
次戦は韓国で行われる米女子ツアー「BMW女子選手権」(17日開幕/水原ヒルズCC)。第2戦からアジアシリーズに臨む。「いつもやっていることをいつも通りにやるだけ。(韓国は)寒いとけがしやすくなるので、そこを一番に気をつける」と英気を養って連戦へと旅立った。(編集部・石井操)