1週間で2度目のエースは未遂に 勝みなみのちょっと「申し訳ない」母の日
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 最終日(10日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
レンズに沿う形で伸びるピンクのつるは、母の日のスペシャルバージョン。勝みなみは真新しいサングラス姿で、日曜日にチャージをかけた。インから出る裏街道で4バーディ、ボギーなしの「68」。31位から出て、通算3アンダーの14位でフィニッシュした。
3日目までに66.67%(28/42)と落ち込んでいたフェアウェイキープ率は、ハートを強くして解消した。「とりあえず、振っていこうと。考えすぎて小細工をして曲がっていた感じがあった。考えて曲がるんだったら、考えないで思い切って振って曲げた方が気持ちいい」という作戦がズバリ的中。この日、ティショットをラフに入れたホールはパー3を除いて1つだけだった。
会心のショットは後半4番(パー3)の第1打。初日の7番でホールイワンを決めた5UTで、打ち上げのピンのそば60cmにつけた。「拍手がなくて、ちょっと遠いのかなと思ったらめちゃくちゃ近くて」と苦笑い。今週2回目のエースとしていたら、帰り道がちょっと怖い…。
7位だった4月「JMイーグルLA選手権」からこれで、4試合続けてトップ15を外していない。「ティショットがピンポイントで打てるようになったのがすごく良かった」と着実な進歩もある。「メジャーみたいな難しいセッティングで最終日に伸ばせたのは自信になる」と次週の「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州マーケティーワーCC)以降への好材料だ。
遠征に帯同する母・久美さんは最終日のスタート前、いつも以上に慌ただしかった。早朝にコースに来場した際、入場パスを宿舎に忘れたことに気づいてとんぼ返り。戻ってきたと思ったら、娘がサングラスを置いてきたことが分かり、もう一往復。勝は「すごく申し訳ない、ハッピー・マザーズデイって感じになっちゃった」と舌を出す。
「まだ何もしてあげられていないので、日本に帰ったときにプレゼントしようと思います」。感謝するのはなにも、この日に限ったものではない。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)