4ホール3バーディのロケット発進も… 疲労、焦りと格闘の渋野日向子は必死に決勝へ
◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(26日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)
出だし4ホールで3バーディを奪った直後の5番で3パットボギーを喫した。ティイングエリアが前に出され、フィールド平均「4.594」と最もやさしい7番(パー5)でバーディを逃した。いずれもラウンドのターニングポイントになっていそうで、渋野日向子は「73」と苦しんだ決定的な要因に「疲労」を挙げる。
「やっぱりちょっと疲れてきたのか、下半身が止まってしまって、上半身が勝っちゃって引っ掛けちゃう…みたいなことがいままでもよくあった。それがなくなるようなスイングを作っている中で、こういうプレッシャーの中だったり、焦りだったりで(悪いスイングが)出てしまうんだなって」
フィールド5位タイのフェアウェイキープ率85.71%(12/14)に対し、パーオン率は同83位の61.11%(11/18)にとどまった。最後まで安定していた1Wショットとは裏腹に、ライへの対処や距離感のコントロールが求められる2打目以降で身体の動きにエラーが出て、手痛いミスが散見された。
11番(パー5)、残り120ydほどの3打目を左サイドのガードバンカーへ引っ掛けてボギー。12番でも続けてスコアを落とした。13番(パー3)、14番と中距離のパッティングでチャンスをものにできず、グリーン上で感情が漏れる。15番(パー5)はUTの2打目をやはり左サイドの深いフェアウェイバンカーに入れ、あごに当てた3打目が再びバンカーに戻ってきた。
5ホールで喫した3ボギーに心を波立たせながら、ギリギリのところで踏みとどまったのも確か。前日にトリプルボギーをたたいた2日目の最難関16番は直前に打った同組2人のティショットが左へ右へとトラブルになった後、1Wでフェアウェイど真ん中に運んだ。そこから2打目をグリーン左にこぼしても、寄せワンでピンチを回避。17番(パー3)も左ラフから必死の寄せでパーを拾った。
「結構埋まっているラフとか、逆に(ウェッジで)ごそっといけるところに入ってくれていたのが良かったのか…。(マネジメントとしては)良くないですけどね。良くないけど、なんだか潔くいけたような感じがあった」
1アンダー27位と上位をうかがう初日から、通算イーブンパー43位への後退はもちろん歯がゆい。それでも「あと2日できる、リベンジできる。ご飯を食べて、トレーナーさんに頑張ってもらって身体の調整をして。予選を通って4日間できることが、ホントにまずはありがたい状況なので。終わり良ければすべてよし(の精神)で頑張りたい」。今季自身2試合目となるメジャーを少しでも納得いく形で締めくくれるチャンスは、あと36ホール残った。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)