2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権

韓国23歳のビッグスコアで畑岡奈紗もスイッチオン 圧巻イーグル→バーディで優勝争い

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 畑岡奈紗
後半に伸ばす「67」で2位に浮上した畑岡奈紗

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(26日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)

日本勢15人の中で唯一経験しているヘーゼルティン・ナショナルGC開催の2019年大会の優勝スコアは通算9アンダーだった。畑岡奈紗は、今週も決してロースコア合戦にはならないとみていた。しかし、開幕2日前にまとまった量の雨が降ったことでコースコンディションが一変。かなり引き締まっていたグリーンが軟らかくなり、初日にツアー未勝利の23歳、ユン・イナ(韓国)が大会最少ストロークに並ぶ9アンダー「63」をたたき出した。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 畑岡奈紗
アグレッシブなプレーに切り替えて本領発揮

畑岡も2アンダー「70」で悪くない滑り出しを決めながら、いきなり7打差をつけられたことでチーム内で2日目のプランを再確認。「きのうはグリーンが硬いことを警戒しすぎていたので、攻め方はもっと(ピンに)デッドにいっていいよね、と」。悲願のメジャータイトルに向けてポイントに挙げてきたのはディフェンス力を上げることだったが、2日目からは持ち前のアグレッシブさを押し出す戦いに切り替えたという。

インスタートの前半は15番(パー5)でボギーを喫するなど伸ばせなかった。「スイングの感覚は、ホントに30点くらい」と気持ち悪さを抱えながら、2番と4番(パー3)で必死にバーディを奪った。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 畑岡奈紗
後半に伸ばして18ホールを完走

ティイングエリアが前に出され、前日523ydから483ydまで短くなった7番(パー5)の1Wショットがアクセルを踏み込む勇気をくれた。「そこから少し感触が良かったので」。残り205ydから4UTを握った2打目は、グリーン左サイドに池が広がる。右に逃げればラフやガードバンカーの厄介なライからピンまで下りラインの寄せが残ることが悩ましい。少しつま先下がりの足元に気を配りつつ、右から吹くフォローの風を信じて狙い通りピンの少し右に打ち出したボールは、左7mの理想的なチャンスを演出。上りのスライスラインを決めきる、会心のイーグルとなった。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 畑岡奈紗
念願のメジャー制覇へ流れを作った

続く8番(パー3)も8Iでベタピンバーディ。前日は右サイドの池にこぼし、ウォーターショットに成功した後でダブルボギーを喫したホール。「きのうのリベンジじゃないですけど、ピンをデッドにいくのは意識してやっていました」と笑顔で胸を張った。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 畑岡奈紗
攻めのプレーで首位を追う

終盤にたたみかける「67」で通算7アンダー2位タイに浮上した。3週前の「全米女子オープン」に続いて、悲願のメジャータイトルに挑む週末になる。「いまの時点でも、イナとはまだ5打も離れている。あしたからはそれ(いい感触のスイング)が1番ホールからできるようにして、どんどん攻めていきたい。緊張は誰でもすると思うので、いい集中力にうまく変えられたら」。すべてを糧にトップの背中を追いかける。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)

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