「それを言い訳にはしたくない」渋野日向子は疲労感にじむ乱調78
◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(27日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)
3日目にして初めて先行したスタート10番のボギーも、渋野日向子は11番(パー5)ですぐに取り返した。150ydほどの3打目のジャッジ、下りのラインも入って少し打ちにくそうな6mを丁寧に流し込む理想的なバウンスバックだった。しかし、12番は2打目が200yd近く残り、長いクラブを持ったショットが止まらず奥のカラーに達した。下り傾斜を走るパターの寄せが2m近くオーバーしてボギー。いきなり3ホール連続でスコアが動く慌ただしい滑り出しとなった。
フェアウェイキープ率はフィールド6位の78.57%(11/14)と安定しているように見えて、気になる数字があった。「朝からドライバーもあんまり飛んでいないような感じもありました」。後半に落とした2日目のラウンド後に疲労感がありありだったコンディションについて、「それを言い訳にはしたくない」と口をつぐむ様子にもどかしさはにじむ。
気持ちよく打てない分を総合力でカバーしたいところで、組み立てやショートゲームにほころびが出ればスコアメークは苦しくなる。15番(パー5)はフェアウェイからクラブ選択を迷ったセカンドが左ラフへ。この日3番目に易しかったホールでも、ラフからの3打目はバンカー越えで手前がシビアな左ピンに対して理想的なラインを残すことはできなかった。「15番はセカンドがずっと左にばっかり行ってる。やっぱりバーディを獲りたいところだったので、あしたは何も怖がらずにスプーンを持っていけたら」と悔しがる。
ティイングエリアが大きく前に出て240ydの1オンチャレンジホールとなった16番でも停滞を打ち破れなかった。5UTで潔く刻み、ウェッジショットで手前ピンのさらに手前2.5mに絡めるチャンスメークまでは狙い通り。絶好の上りラインを右に外したバーディパットでさらに雰囲気が重くなった。
後半は6ボギー(1バーディ)でハーフ「41」と崩れ、この日「78」で43位から通算6オーバー66位まで後退した。「なかなか流れを変えることができなかったんで、落ち込みました」という苦笑いにも、やはり元気がない。最後は「すごく残念なラウンドにはなりましたけど、まだ一日ある。1個でもいいゴルフができるように頑張ります!」。メジャーの最終日に向け、自らを鼓舞するように少し声を張った。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)