2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権

“お金じゃ買えない”経験と自信 桑木志帆は米ツアー挑戦へ「TOTOをマジで獲りたい」

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 桑木志帆
桑木志帆は米本土でのメジャー2試合で上々の結果を残した

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(28日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)

悪天候でスタートが3時間半遅れようと、前日に最終ラウンドのペアリングが決まった時から桑木志帆はワクワクしっぱなしだった。「パリ五輪」金メダリストで元世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)、今季2勝で世界ランク3位キム・ヒョージュ(韓国)との3サム。「お金じゃ買えない経験」と興奮を隠せなかった。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 桑木志帆 リディア・コー
元世界ランク1位リディア・コー(右)との競演

7番(パー5)でイーグルを決めきるコーの勝負強さ、はたから見ていて調子が良くない中でもリズムを変えないキムの安定感、注目していた2人のアプローチの引き出しなど「すごく楽しくて、やっぱりうまくて、勉強になった」瞬間を挙げればキリがない。

スポット参戦の桑木にも積極的に声をかけてくれる優しさは、ロープの中でしか味わえない部分。「2人ともプレーが早い!いろんな考えが浮かぶ前に打ってるように思えたので、そこは見習いたいです」とも。今週も含めてメジャーでは米ツアー選手のプレーペースに戸惑うこともあっただけに、ひときわ大きな発見だった。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 桑木志帆
飛距離で及ばなくてもショット力は通用する

自らは強風下のラウンドを2バーディ、2ボギーの「72」でまとめ、通算1アンダー24位でフィニッシュ。この日もグリーン周りから必死にパーを拾う場面があり、4日間で一度もオーバーパーを打たなかった。好調を自覚しながら初日に「82」をたたいて予選落ちを喫した前年大会はもちろん、日本勢2番手の14位に食い込んだ3週前の「全米女子オープン」ともひと味違う自信をつかんだ。「全米女子オープンの時はわりと状態よく入れた。今回は初日からあまり調子が良くなくて、その中でも予選を通過して、最終的に調子を上げられた。すごく忍耐強くなったなと思います」

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 桑木志帆
粘り強くオーバーパーを打たなかった

2週後に行われるメジャー「アムンディ エビアン選手権」(7月9日~/フランス・エビアンリゾートGC)初参戦を予定し、さらにその3週後にも「AIG女子オープン(全英女子)」(7月30日~/イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)が控える。スポットでの挑戦の先にはっきりと見据える米ツアー挑戦の道をどうやって切り開いていくかで頭がいっぱいだ。

2026年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 桑木志帆
2週後にはエビアン初参戦

充実の米本土メジャー2戦を終えて、「TOTO、マジで獲りたいです。その思いが強くなりました」。優勝すれば2シーズンの出場資格を得られる11月の日本開催「TOTOジャパンクラシック」(茨城・太平洋クラブ美野里コース)からの渡米ルートをはっきりと描いた。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)

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