2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン

これぞリンクス攻略法 畑岡奈紗は105ydを50度ではなくPWでライン出し

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目 畑岡奈紗
リンクスコースならではの戦い方がある

◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目(24日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)

畑岡奈紗がリンクスコースならではの引き出しを披露した。この日フォローの風が吹いた後半7番は砲台グリーンの右手前にピンが切られるロケーション。右のポットバンカーを警戒してティショットを3Wで刻み、2打目は124yd残っていた。

「直接グリーンに打っていったら、たぶん止まらないな、と」。風の状況などを踏まえ、ショートアイアンでも奥までこぼれるリスクが悩ましい場面で思考をフル回転。グリーンの手前、小さなくぼ地状のエリアに目を付けた。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目 畑岡奈紗
思考をフル回転

PWで軽めに打ってラインを出し、くぼ地に落として傾斜をコロコロと駆け上がらせていくプラン。ヤーデージブックで周辺の傾斜をチェックし、落としどころを105yd先に設定。本来なら50度のウェッジで打つ距離だが、球が高く上がって落下角度が大きくなると、思ったようにランが出ず手前に残る可能性もある。スコットランドらしい硬い地面の転がりの良さを利用して左上6mにつけたショットは番手や球筋の選択も完璧で、イマジネーションあふれるもの。「さすがに笑っちゃいました」とラウンド中でも満面の笑みだった。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目 畑岡奈紗
狙いを定めて

バーディパットがひと筋外れた2オン2パットのパーでも、内容はリンクスにおける教科書のような攻め方。次週の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)に向けても、実戦の中で試せる部分を積極的にトライすることは意味がある。「でも、運ですね。砂地みたいなところに落ちたら止まっちゃうだろうし、あそこにディボットがあったりしたら…」。成功体験として刻みつつ、想定外への覚悟を忘れない。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目 畑岡奈紗
想定外への覚悟も忘れない

2週前「アムンディ エビアン選手権」でメジャー初の棄権からのリスタートとなった試合は、通算2オーバー23位とまずまずの位置で予選を通過した。風の中で「じっと構え過ぎないように意識しています」というショットやパッティングの動きの確認、7番のようなリンクスでこそ求められる柔軟な発想と実践…。残り36ホールの戦いは次週にもつながっていく。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)

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今季最後のメジャーも近づいている
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