楽しみだった初“おひとり様”を暴風雨が直撃 竹田麗央「やっぱり誰かと一緒がいい」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目(25日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)
午前7時20分スタートのラウンドが10時34分に終わった。竹田麗央はわずか3時間14分で18ホールを回り切った。
カットライン上の通算6オーバー58位タイで予選を通過。通過人数は65人で、1ウェイ2サムで行われる3日目の第1組として一人でプレーすることになった。試合では初めての経験で、ペアリングが発表された時は「一人でやってみたかったので、楽しみだなと思った」と少しテンションも上がったという。
しかし、この日の朝は暴風雨と形容してもいいレベルの強烈な雨と風。1番で3パットボギーが先行すると、ティショットを右に曲げた2番でもスコアを落とした。右から強いアゲンストで雨粒が容赦なく顔をたたいた3番(パー5)は1Wショットを左のブッシュに打ち込み、紛失球となってダブルボギー。アイアンショットがフックするような軌道を描いた4番(パー3)はグリーンよりかなり手前、小高い丘の上からアプローチを強いられて再びダブルボギーを喫した。
「リズムっていうんですかね…ずっと自分が打っているので、なかなか…。ペースがつかめなかったです」。自分自身を必死に落ち着かせようとしても、同伴競技者のプレーを待つ間に頭の中を整理するタイミングなんてもちろんない。時には風のジャッジやグリーンのスピード、ライン読みのヒントになることもある、ほかの人のショットやパッティングを見る機会もない。雨風が最もひどい時間帯の“孤独”なラウンドは、とにかくタフだった。
8番で唯一パーオンに成功した前半はショートゲームで必死にパーを拾う場面もありながら、ハーフ「43」の乱調。8ボギー2ダブルボギーの自己ワースト「84」は、ひたすら天候に翻弄(ほんろう)された側面が大きい。
その中でも次週のメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)も見据えて風の読み方をアップデートするなど、何かをつかもうと懸命にやり抜いた。「やっぱり、人がいた方がいいなって。誰かと一緒に回った方がいい」と実感たっぷりに苦笑い。2ウェイ3サムに戻る最終日は、10番スタートの最終組をリュー・ヤン(中国)と2人でプレーする。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)