岩井明愛“ガッツパー”締め 「やっちゃいました」の初日88位からトップ10肉薄
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 最終日(26日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)
「ちょっと、やっちゃいました」と苦笑いで振り返る初日を終えた時、岩井明愛は6オーバー88位と予選落ちのピンチだった。2日目の「70」でカットラインをクリアし、3日目はラウンドベストに並ぶ「69」で一気に上位へ。最終日も「71」でまとめ、通算イーブンパー11位とトップ10に肉薄するフィニッシュを決めた。
出だし2連続ボギーと不穏なスタートを5番(パー5)からの2連続バーディで取り返し、サンデーバックナインでも2バーディ。16番でガードバンカーからタップインパーの距離に寄せる技を見せると、17番はフォローの風に乗せる1Wショットに成功して距離を稼いだ。残り72ydから58度のウェッジを握り、手前のエッジに落としてピンに絡める納得の一打。グリーン上でチャンスを逃さなかったことを含め、「17番のバーディが結構うれしかった」と笑顔でうなずく。
最終18番(パー5)も2打目をクリーク(小川)に落としながら、寄せワンのパーセーブを決めてガッツポーズを作った。横風が吹きつける中でラフからクリークを越えていくチッピングは、「キュキュッと止まるシチュエーションではない」と冷静に判断。手前10ydからマウンドを越えて転がっていく狙い通りの寄せに続き、2m近いパッティングも決め切った。
2週前の「アムンディ エビアン選手権」ではプレーオフ進出に1打及ばない3位だった。メジャーで初めての優勝争いを、最終日最終組という“ど真ん中”で経験。リンクスで見事なカムバックを見せて、次週「AIG女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)に向かう。「風(への対応)だったり、何ヤード手前に落として転がるとかの攻め方はつかめてきた感じ。タフな試合で忍耐力が必要になると思うので、耐えるプレーができたら」と大舞台での“リベンジ”へイメージを膨らませた。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)