2026年 AIG女子オープン(全英女子)

家族の絆 24歳バースデー翌日の歓喜/全英女子を制した日本人<山下美夢有>

山下美夢有
24歳の誕生日翌日のメジャー制覇だった

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)

今季女子メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」が30日(木)に開幕する。もともと1969年から開催されていた「ブリティッシュ女子オープン・アマチュアストロークプレー選手権」が76年に参加対象をプロにも拡大してスタート。50周年を迎える伝統の大会では、2001年のメジャー昇格前を含めて3人の日本人選手が頂点に立った。歴史に名を刻んだ3人の戦いを振り返る。

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身長150cmの小さな身体で山下美夢有がビッグタイトルをつかんだ。4年連続の大会出場。全英女子では初のウェールズ開催となったロイヤルポースコールで1打差3位につける好スタートを切った。2日目にはフェアウェイキープ率92.85%(13/14)と精度抜群のショットを支えに、圧巻のラウンドベスト「65」をマークして単独トップに浮上。「65」は2022年初日の渋野日向子に続く日本人の全英女子ベストスコアでもあった(25年3日目に勝みなみも記録)。

「74」と苦しみながら首位を守った3日目は24歳のバースデーだった。ホールアウト後の練習も納得がいかず、家族で囲んだ誕生日祝いの夕食を挟み、コーチである父・勝臣さんとの親子会議は日付が変わる深夜まで及んだ。

最終日の朝に起きてからもやり取りを続け、スタート前の練習場でつかむものがあった。安定感を取り戻したショットは吹きつける強風などお構いなし。「69」にまとめて通算11アンダーまで伸ばし、勝とチャーリー・ハル(イングランド)に2打差をつけて逃げ切った。

日本ツアーで22、23年と連続で年間女王に輝き、24年「KPMG全米女子プロ選手権」で2位に入ってメジャー制覇に近づいた。同年「パリ五輪」は4位でメダルに1打届かず、人目をはばからず号泣。25年に主戦場を米ツアーへ移してからも母国で暮らす家族の存在がコース内外での支えとなり、日本勢6人目の女子メジャーチャンピオン誕生を後押しした。

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