5連続バーディに痛恨ダボも…勝みなみ5打差逆転へ「ゴルフって何があるか分からない」
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 3日目(1日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)
勝みなみはホールアウトすると開口一番、「すごかったですね。なんか疲れました。すべて出たなって感じで…」と苦笑した。6バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「71」。トータルでスコアは動かなくても、中身は激動だった。
1番(パー3)でガードバンカーに入れてボギー発進。3番でもスコアを落とした後、「いいバーディが来た」という5番(パー3)で持ち前の爆発力にスイッチが入った。
6番、7番と続くパー5をきっちり獲り、8番では3Wを握ったティショットが警戒していた右サイドに飛んだ。「『うわっ、バンカーかな』って思ったけど、右から左の風がちょっと強くて返ってきてくれた」。フェアウェイの真ん中を捉えたショットに実は少し肝を冷やしながら、110ydを54度のウェッジでピンそばにぴたりとつけるバーディ。9番(パー3)も右手前のマウンドでうまく跳ねたボールがガードバンカーを際どく避けてピンに絡み、怒とうの5連続バーディを決めた。
フェアウェイからの2打目で左からの風を意識してグリーン左奥にミスした10番のボギー以上に、パー5の11番を獲れなかったことで勢いがストップしたという。15番のダブルボギーは、ひざくらいまである長いラフから刻もうとした2打目がバンカーに入ったもの。ティショットに成功した17番でも、2打目をガードバンカーに入れてボギー。「ちゃんと(2打目を)打ち切れなかったのが、自分のいまの弱さかなと思います」と唇をかむ。
通算2アンダー8位は首位と5打差。前年2位に入った全英女子で、ことしも優勝争いに残って最終日を迎える。「ゴルフって、何があるか分からない」との言葉に実感がこもるのは、この日のプレーを踏まえてのこと。待望の米ツアー初タイトルをメジャーで。「チャンスは誰にでもあると思う。あとは自分がこのコースに勝てるかどうか。風が強かったり、こういうリンクスでどれだけ自分を信じて打てるかどうかをあした試したい」と集中力を高めて逆転を狙う。(イングランド・リザムセントアンズ/亀山泰宏)