「日本語でいいですか? 熊本の一日も早い復興を願っています」メジャー制覇の桑木志帆の一問一答
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 最終日(2日 )◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)
日本ツアーからスポット参戦した桑木志帆が日本勢7人目の女子メジャー制覇を達成した。首位を3打差で追う4アンダー2位タイから出て3バーディ、2ボギーの「70」をマークし、通算5アンダー。同スコアで並んだエスター・ヘンゼライト(ドイツ)とのプレーオフを2ホール目で制した。
米ツアー初優勝を8度目の出場となったメジャーで遂げた。以下、大会終了後の一問一答。
<現地外国人リポーターのインタビュー>
―夢をかなえてどんな心境
「信じられないです」
―プレー中、ずっと笑顔でしたが
「この舞台に立てていること自体が光栄です。1ホール1ホール向き合って楽しもうと思いました」
―昨年の山下美夢有選手に続く日本人の優勝ですね
「やっぱり日本勢として大会盛り上げられてうれしいですし、これからもジャパンで盛り上げていきたいです」
―大きな舞台で優勝して、みなさんに一言お願いします
(メモをポケットから出して英語で)「サンキューAIG、サンキューR&A、サンキューロイヤルリザム、サンキューファン…あの日本語でいいですか? 現地に来てくれた両親、チームのみなさんに感謝したいです。熊本で大きな地震がありました。一日も早い復興を願っています」
<中継局U-NEXTのインタビュー>
―追いかける立場でスタートして最後の最後まで攻めのゴルフをしていましたが
「最後まで結構楽しんでプレーできたので、いい意味で気負わずにできて良かったと思います」
―コツコツ努力してきて、米ツアーで出られる大会をすべて出て、その経験を生かした今週だと思いますが
「アメリカの試合で結果を出せたことがすごく自信になります。出場する機会を与えてくださった方々に感謝したいです」
<スタジオで解説した宮里藍プロからの問いかけ>
―6月の全米女子オープンから本当にここまで駆け足で過ぎ去っていったと思うんですが、自分の中で“一番ここが変わった”と思うのは
「全米女子オープン(の14位)でトップ10には入れなかったんですけど、自分でもここまでできるんだという風に思えて。そこがすごく成長したポイントと思います」
―今日も緊張する場面(で気持ち)を全部コントロールしているように見えて。どんなマインドでスタートしたんですか
「追いかける展開だったので、全部バーディとる気持ちでいきました」
<優勝会見から>
―予選落ちした昨年大会の経験が生きましたか
「去年はもう本当に強風の2日間だったので、やっぱり強い球だったり、マネジメントをしなきゃいけないなって思いました」
―同じ岡山出身の渋野日向子選手から刺激をもらってますか
「はい。小学生の時から本当にお姉ちゃんみたいな存在で可愛がってもらったので。ひなこちゃんはすごく経験があるし、いつも声かけてくれるし、いつもニコニコしてくれて。今回も最初に“頑張ってね”って言ってくれたりして、本当にうれしくて」
―自分のプレースタイルは?
「やっぱり、こっちのツアーでは全然飛ぶ方ではないと思うんですけど、ショットの正確性はすごい自信があります」
―ウェアなどがカラフルだが
「そうですね。日本では派手な方だと思うんですけど、やっぱり自分のやりたいようにやるっていうのが信念です」
―なぜ黄色いボールを
「小学生の頃から見やすいから使ってます」
―この優勝でメジャーは今後5年出られるし、米ツアーメンバーにもなれるが
「今年、米ツアーのQTに挑戦するつもりだったので、その必要がなくなった。計り知れない価値がある優勝と思います」
―最後のパットは?
「すごく緊張して手も震えたんです。でも自分の(正規の)18番のパットを打ってから“多分プレーオフになるだろうな”って心の準備をずっとしていました」
―優勝のお祝いは?
「お酒が好きなので、いっぱい飲みたいと思います」
―今後、米ツアー参戦についてどう考えているのか
「全然考えてなかったんですが、来季は全部出たいです。でもこれから先はまだ未定です。今年の後半戦はまだ日本で戦うつもりです」