伝統のカナダ女子アマ制した16歳・川崎りなが米ツアー初出場「すごく楽しみ」
◇米国女子◇CPKC女子オープン 事前(19日)◇ロイヤルメイフェアGC(カナダ)◇6452yd(パー70)
7月「カナダ女子アマチュア選手権」を制した16歳の川崎りなが米女子ツアーに初めて出場する。5月「みずほアメリカズ・オープン」では、次世代育成を掲げる大会コンセプトで週末にプロとラウンドをともにしたが、あくまで別のトーナメントだった。今回はトッププロと同じフィールドで競うことになり、「自分のゲームがプロの中でどれくらい通用するのか知れることがすごく楽しみです」と笑顔で話す。
3歳で米ハワイ州に移住し、7歳でゴルフを始めた当初は遊び感覚でもあった。同年代の選手と競いながら戦うフィールドを広げていく楽しさにハマり、かつてリディア・コー(ニュージーランド)のコーチを務めたことでも知られるテッド・オー氏に9歳から師事。めきめきと力をつけ、カリフォルニア州に移ってからも活躍を重ねてきた。
112回の伝統を誇り、歴代優勝者にはアリヤ・ジュタヌガン(タイ/2012年)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ/13年)、チェ・ヘジン(韓国/16年)、ジェニファー・カップチョ(17年)、イエリミ・ノ(18年)と現在米ツアーで活躍する選手たちが並ぶカナダ女子アマ。そこでのプレーは、これまででベストと言えるものだったという。
「スイングをしていてすごく気持ちよくて、打ったら真っすぐ行く自信があった。木とか、バンカーが怖いなっていうのがあんまりなかったです。自信にもなりました」。第2ラウンドから60台を並べ、通算6アンダーで後続に4打差をつけた。23年大会優勝のローレン・キム、昨年「全米女子ジュニア」を制したアフロディーテ・デンといった地元カナダの有力選手を退けて頂点に立った。
大学に進み、ゴルフの腕を磨くだけでなく知見を広げながら、プロを目指すという米国アマチュアゴルファーの“王道”を思い描く。1Wの平均飛距離は260ydで、アイアンの精度がストロングポイント。ショートゲームの強化を成長に向けたポイントと位置付ける中で、ツアーのタフなセッティングを経験し、プロのスキルを間近で見られることは大きい。ピンチをパーで、最悪でもボギーで収める判断と技術は、シビアな環境でこそ磨かれると実感している。
アマチュア選手が数多く出場する今週はジュニア大会を通じて知り合った友人も多く、練習日も終始楽しそう。予選ラウンドはカナダ女子アマで優勝を争ったキムらアマ3人のペアリングとなったが、せっかくなら決勝ラウンドをプロと同組で回って目いっぱい収穫を持ち帰りたい。「予選通過してローアマを獲りたいです」と目標を掲げた。(カナダ・アルバータ州エドモントン/亀山泰宏)