2026年 CPKC女子オープン

ツアー記録に並ぶバウンスバックフィニッシュ 独走の山下美夢有「I like this course」

2026年 CPKC女子オープン 3日目 山下美夢有
山下美夢有がツアー記録に並んで今季2勝目に王手をかけた

◇米国女子◇CPKC女子オープン 3日目(22日)◇ロイヤルメイフェアGC(カナダ)◇6452yd(パー70)

鉄壁のゴルフを展開していた山下美夢有は後半17番(パー3)で唯一のボギーをたたいた。後半になって何度か見られた、フィニッシュで手を離して調整するシーン。それまではしっかりバーディパットを狙える距離に収めていたが、ここだけ花道左のラフに外し、ショートゲームでしのぎ切れなかった。

「ノーボギーで来ていたので悔しかった」というプレーを、すぐに取り返せるのが強さの証し。18番の2打目は残り131ydから9Iでピン筋に飛ばし、1mもない距離に絡めるバーディで締めくくった。鮮やかなバウンスバックでこの日「65」として通算19アンダー。54ホール終了時点のトータル191ストロークは、パー72設定の3月「フォード選手権」でキム・ヒョージュ(韓国)がマークしたツアー最少記録に並んだ。

2026年 CPKC女子オープン 3日目 山下美夢有
カナダのギャラリーを引き連れて“一人旅”

ツアーのインタビューに「I like this course」と満面の笑みで答えたように、ここまでの3日間はロイヤルメイフェアGCを完全に制圧している。海抜600mほどの場所にあるコースは、普段よりやや飛距離が出る。地面が硬いためボールがよく転がるだけでなく、山下によると「芝的にもちょっと飛ぶのかなと思います」。緻密な計算に基づく番手選択で、この日フェアウェイとグリーンを外したのはいずれも2回だけ。2打目がピンに重なるような軌道を描いた4番を皮切りに6バーディを積み重ねた。

2026年 CPKC女子オープン 3日目 山下美夢有
緻密な計算で正確なショットを連発

しっかりとピンを攻め込みながら、場面によっては冷静にブレーキをかける。ティイングエリアが大きく前に出た5番(パー5)は471yd設定で多くの選手が2オンを狙えるセッティングだったが、迷いなくレイアップして3打目勝負を選んだ。「ピン位置的にも、3打目で(ショートアイアンを)フルスイングした方が確率が高い。3打目はあまり寄らなかったですけど、マネジメント的にはそんなに悪くないと思います」。結果的にパーでも、自らのスタイルを体現したプレーならリズムも生まれる。実際、6番から2連続バーディと加速した。

2026年 CPKC女子オープン 3日目 山下美夢有
後続を引き離して米ツアーでは初の完全Vへ

リードを6打に広げ、6月「マイヤーLPGAクラシック」以来の今季2勝目に王手をかけた。日本ツアーでは4度の経験がある完全優勝も、米ツアーでは初めての挑戦になる。「いつも通りプレーするだけ。フェアウェイキープもそうですし、全てのショットにおいていいリズムで打てるように」。スキを見せず、影も踏ませず、72ホール目まで突っ走る。(カナダ・アルバータ州エドモントン/亀山泰宏)

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