FWキープ&パーオン100%で笑顔の首位発進 西村優菜「久しぶりに“そんなゴルフ”」
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 初日(25日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
前半だけで5つ伸ばした西村優菜は、後半に入って“我慢”の時間が続いていた。ショットでチャンスにつけながら、パッティングを決めきれないモヤモヤ…。ため込んだフラストレーションを上がり2ホールで晴らしてみせた。
アイアンショットで右手前ピンの左上に乗せた17番(パー3)、下りのミドルパットを流し込んだ。前半9番以来のバーディを奪うと、最終18番(パー5)は、フェアウェイウッドで打ち上げたセカンドがなんとかキャリーで届き、ピン右下から理想的な上りのラインを残す2オンに成功。しっかり決めきるイーグルで締めくくり、米ツアー自己ベストの8アンダー「63」をマークした。やはり米ツアー初となる首位で滑り出し、中継局U-NEXTのインタビューで「最後にいいフィニッシュができた。全体的にすごくいい一日」と納得の表情でうなずいた。
フェアウェイキープ率(13/13)、パーオン率(18/18)とも100%を記録。安定したショットからチャンスの“母数”を増やしてスコアメークにつなげる西村本来のスタイルは、米ツアーで昨季からなかなか発揮できていなかった部分でもある。「フェアウェイ(キープ)もグリーン(パーオン)も全部だったので、久しぶりにそんなゴルフをしたなって感じで…」と笑顔で充実感をにじませる。
古江彩佳と組んだダブルス戦「ダウ選手権」(5位)を除けば、8月「CPKC女子オープン」17位が今季の最高順位。年間ポイントレース103位で10月からのアジアシリーズ4試合の出場は厳しく、今週を含めて実質的なチャンスは残り3試合となっている。それでも、この大会はルーキーだった2023年に最終日最終組をプレーして3位。24年も12位に入った。持ち球のドローを打ちやすいロケーションが多く、本人も過去に「結果がそう思わせている」と話し、米ツアーにおける得意コースとして挙げていた舞台だ。
例年通りの伸ばし合いが展開される3日間大会で一歩リードして初日を終えたが、ショットの不振と長く向き合ってきた中で心掛けるスタンスを貫きたい。「とにかく自信を持って振ることが、いまの自分には一番大事なこと。きょうのいいラウンドもしっかりポジティブに捉えて、結果というよりは、自分がしたいスイングを18ホール続けられるように頑張りたい」と自らに言い聞かせた。