一発合格、ルーキー&メジャー制覇、2度の涙…西村優菜の節目を振り返る
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 最終日(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
26歳の西村優菜が本格参戦4年目で米ツアー初制覇を遂げた。
2019年:プロテスト合格
大阪府堺市で生まれ、5歳でゴルフを始めた。19歳で臨んだ日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストにトップと1打差の2位で一発合格した。
憧れは米ツアー9勝を誇る宮里藍さんで「日本だけでなく世界で活躍されているのを見て、私にもできると思っています。私は藍さんから勇気をいただきました」と尊敬する存在だ。
同じ92期生には山下美夢有、吉田優利、西郷真央、笹生優花と米ツアーを主戦場とする選手が名を連ねている。
2020年:国内ツアー初優勝
ルーキーイヤーの2020年「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝を挙げた。初日から69、71、65とプレーして通算11アンダー。同じ最終組だった勝みなみとの6打差を逆転し、1打差で退けた。
「緊張感があったけど、攻める気持ちを大事にした」。身長150cmと小柄ながらも安定感のあるショットでバーディを奪っていった。
2021年:国内メジャー初優勝
2021年「ワールドレディスサロンパスカップ」で国内メジャーを初めて制した。最終日は3打差の2位から出て6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算14アンダーで逆転した。
高速グリーンなどメジャー仕様の難セッティングにも、「目標だった4日間、全て60台をクリアして優勝できたのがうれしかった」と喜びをかみ締めた。
3年間のシード権も手にして、米ツアーへの挑戦を具体化させていった。「将来的な目標は海外メジャーで優勝することなので、挑戦もできたらいいなと思っている」と目を輝かせた。
2022年&25年:米ツアー予選会に
2022年12月は米ツアー23年シーズン出場権をかけた8日間144ホールにわたるQシリーズ(最終予選会)を戦い抜いた。24位でフィニッシュして限定的な出場機会を得られるツアーメンバーの資格を得たが、目標にしていた20位以内に届かず、インタビューでは大粒の涙を流しながら「悔しいです」と声を振り絞った。
ルーキーイヤーの23年はポイントランキング48位、24年は69位でそれぞれ翌年のシードを得たが、25年は115位に沈み、同年末の6日間の予選会に回った。“ボーダー上”の24位タイで、限定的ながらも出場権を獲得した。もがき苦しんだツアー3年目を振り返り「長かった。心臓が3つあっても足りない」と泣いた。