2026年 ロッテ選手権

米女子ツアーの同期・勝みなみも西村優菜に賛辞「つかめる人にはつかめる原因」

2026年 ロッテ選手権 事前 勝みなみ
勝みなみは西村優菜の母・枝里子さんに「おめでとう」

◇米国女子◇ロッテ選手権 事前(29日)◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6530yd(パー72)

昼下がりのパッティング練習を終えたとき、勝みなみは満面の笑みで小走りした。前週「アーカンソー選手権」で初優勝した西村優菜の母・枝里子さんのもとに駆け寄る。4年前に米女子ツアーに一緒に加入した仲間と、同志であるその家族とも喜びを分かち合いたかった。

2人は2022年末の最終予選会(Qシリーズ)を通じて翌年に本格参戦した同期。勝が2学年上で、米国に渡ってから親交が深まった。「(日本で)ご飯に行ったことも1、2回あったんですけど、接点がすごく多かったわけではなくて。でもアメリカに来てから、同期で、同じ阪神ファンということもあって喋ることも多くなりました」。遠征中は西村母子と勝の母・久美さんとの4人で一緒に食事をすることもある。

アーカンソー選手権で勝はパッティングに苦しみ予選落ちした。日曜日は出番がないにもかかわらずコースに来場して西村を祝福した。「苦しんでいた時も、笑顔でゴルフと向き合う優菜ちゃんの姿を見ていた。その苦しみは自分もわかる。QT(予選会)にまた行くことが頭をよぎると、ゴルフにも影響が出たりする。そういった状況で優勝に持っていた気持ちの強さを感じました。本当にうれしい優勝だった」と目を細める。

今季の米女子ツアーは日本人メンバーが15人。西村は優勝会見で同僚の多さを頼もしく思いつつ、「焦りもあります」と偽らざる本音を明かした。ライバルたちに先を越され、やるせない日も過ごしてきた。

今、勝もそれに近い境遇にいる。今季はすでにトップ10が4回。チャンスは毎年増えているのにタイトルを奪い切れない。「つかめる人にはつかめる原因があるし、掴めない人には掴めない理由があると思っている。自分の何が原因か分からなくて。頑張りが足りないのか、生活面の問題なのかと今年は結構考えることが多い」と明かす。

優勝争いには1年前、ここホアカレイCCでも加わった。最終日に最終組を回り3位。「パットが結構入ってくれた」ことを思い出す。「優勝に届かないのはなぜなのか。でも、考えすぎても原因は見つからない。あと一歩。本当に良い刺激をもらったので、まずは残り試合を戦って、ふたりで優勝して終われたら」。答え探しをやめるつもりはない。(ハワイ州エワビーチ/桂川洋一)

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