20ホール目の初バーディは会心も…渋野日向子は“裏街道”の大ギャラリーに応えられず「これより悪くなることない」
◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 2日目(6日)◇太平洋クラブ美野里コース (茨城)◇6598yd(パー72)◇晴れ(観衆4550人)
渋野日向子が今週20ホール目にしてようやく決めた11番のバーディは会心だった。残り160ydから6Iで右サイドのピンそば3.5mほどにつけて獲った。「『(いいショットを)打てるやん!』って思ったら、そこから全然打てなかったです」。いい感覚を再現できないまま、1アンダー「71」にとどまった2日目のプレーを終えた。
2つ目のバーディを先行した13番(パー3)は左ピンを攻め込めず、尾根を越えるロングパットを流し込んだもの。パッティングから流れを作るタイプで、14番でもシビアな距離を沈めてピンチをしのいだが、この日はショットを打った後すぐに素振りでスイングのエラーを確認するシーンが目立った。切り返しが早くなり、クラブが上がり切るより先に身体が前に出るタイミングのズレをなかなか修正できなかった。
それでも後半2番までに4バーディ(1ボギー)を奪い、初日「76」と出遅れた分を取り戻せそうなところまでは来ていた。だからこそ、3番(パー3)でたたいたダブルボギーが悔しくて仕方ない。ガードバンカーに入れたティショットはもちろん、4mほどから喫した3パットを猛省。「きょうはゼロ(イーブンパー)以下に戻すっていう目標を立てていたんですけど、ダボと(4番の)ボギーで消えました」と自らを責めた。
2日目から成績順でペアリングを組み替えたため、この日は10番スタートの“裏街道”に回った。上位争いから遠く離れたポジションでも、ロープ外は最終9番まで大ギャラリーが列をなした。「スタートからすごくたくさんの方に応援していただいて、ボギーとかダボを打っても『まだあるから、頑張れ!』と言ってもらえて…。落ち込みそうなところを皆さんが持ち上げてくれて、すごく助けられています」
来季出場資格争いの正念場で背中を押してくれる母国のファンへの感謝を、なんとしても週末36ホールのプレーで示したい。「ボロボロの状態ではあるんですけど、これより悪くなることはないと思って。しっかりいまから修正して、あしたに向けてできたら」。通算3オーバー72位からでも、スイングに苦しみながらでも、必死にスコアメークするだけ。年に一度の日本開催で、自分から下を向くわけにはいかない。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)