宮里藍が連覇に挑む!日本勢は5選手が出場
2012年 エビアンマスターズ by Societe Generale
期間:07/26〜07/29 場所:エビアンマスターズGC(フランス)
連覇を狙う宮里藍「結果はついてくる」
米国女子ツアー「エビアンマスターズ by Societe Generale」は26日(木)から4日間、フランスのエビアンマスターズGCで開催。ディフェンディングチャンピオンとして出場する宮里藍は、静かに初の大会連覇に照準を定めている。
今月8日(日)に閉幕したメジャー第3戦「全米女子オープン」から2週間を空けて、再開する米女子ツアー。宮里はこのオープンウィークをロサンゼルスで過ごした。6月下旬の「マニュライフファイナンシャルLPGAクラシック」から3週間連続でトーナメントに出場。その間、「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」では今季2勝目をマークするなど、精神的にもハードな期間を過ごしただけに「暑さもあったし、精神的にも一度休養が必要な感じだったので、体を休めて、それからゆっくりと練習を開始した」と重点的に体調面のケア、リフレッシュに努めた。
迎えるシーズン後半戦、その初戦には連覇への大きな期待がかかる。しかし宮里は、普段通りの平常心を強調した。2009年の同大会で待ちに待った米ツアー初勝利をマークし、迎えた翌10年大会は19位タイでフィニッシュ。「2年前は2連覇したいという気持ちが強かったので、自分としては気負いが強く、自分のゴルフに集中できなかったかなという感じがしていた」と言う。しかし「今年はまた全然違う。やはり連覇するということは凄く難しいこと。タイミングもあり、流れもある」とフラットな心構え。「やはりこのコース、場所が凄く好きなので、自分のゴルフに集中して楽しんでやれれば」と余裕を持ちながら試合を戦えそうだ。
それでもコースは1番、14番などを含め昨年より全長100ヤード以上伸びたため、「自分のコース攻略も変わってくると思うし、そういうところに集中力を上げて行くことが今は最優先」と警戒は怠らない。「もちろん、連覇できればそれにこしたことはないが、このツアーで勝つことはそう簡単ではないし、自分のゲームに集中して初めて結果はついてくるというのはもう何度も経験済み。そこをモチベーションとして頑張りたいと思う」。熱し過ぎず、冷め過ぎず。そんな強さは再び発揮されるか。