キム・ジャヨン、一問一答(2012年10月17日)
2012年 LPGAハナバンク選手権
期間:10/19〜10/21 場所:スカイ72GC(韓国)
キム・ジャヨンが苦境?韓国賞金女王争いの行方
今年の韓国女子ツアーは、4月の「ロッテマートレディースオープン」から、11月の「ADT CAPS選手権」まで全20試合。今週開催されるLPGAとの共催試合「LPGAハナバンク選手権」を含め、残り5試合と終盤を迎えている。
こちらの賞金女王争いは、シーズン序盤の5月に初優勝から2連勝し、8月にも通算3勝目を挙げたキム・ジャヨンが引っ張っていた。しかし、「(賞金トップを)維持しようとして、結果が出なかった」と、ここ6試合でトップ10を外し、それとは対照的に優勝はないものの、ここ5試合で2位が4回というヘ・ユンキョンに、615万ウォン(約43万円)差で逆転を許してしまう。「まだ試合が残っているし、賞金女王に向けて実力を出していきたい」と、それでもジャヨンは前を向く。
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今季、スイング改造と本間ゴルフとの新しいクラブ契約によって飛躍を遂げたジャヨンだが、その注目は活躍よりも早かった。昨年1月には、韓国の有名誌で写真特集が組まれるなど、美女ゴルファーとしての人気が先行した。「優勝が無かった頃は、美女ゴルファーというだけでプレッシャーもあったけど、今年は優勝することもできてよかったです」と、ジャヨン。とはいえ、初優勝から一気に才能が開花した今年、ビジュアルと実力を兼ね備えたジャヨンの元には、1日7社の取材が来ることもあったという。今、一番欲しいものは?という質問に、「たくさんあるけど・・・、とりあえず新しい携帯を買いたいです。最近、ショッピングをする時間も無くて」と苦笑い。彼女の困惑ぶりが分かるだろう。
今週、LPGAの試合に初出場するジャヨン。「もちろん、優勝してLPGAに行ければ一番ですが、1打1打丁寧に、1ホール1ホール後悔の無いようにプレーしていきたいです」と抱負を語る。その初日は、宮里藍、フォン・シャンシャンと同組となった。彼女に対する注目の高さは、こんなところにも表れている。(韓国インチョン/今岡涼太)