プレーオフを制し、ペターセンが1年2カ月ぶりの勝利
2012年 LPGAハナバンク選手権
期間:10/19〜10/21 場所:スカイ72GC(韓国)
藍、キム・ミヒョン引退に「すごくさみしい」
米国女子ツアーの「LPGAハナバンク選手権」最終日、3バーディ3ボギーの「72」で回り、通算3アンダーの20位タイで3日間の戦いを終えた宮里藍。「今日は前半から伸ばせず、私にとっては長い1日となりました。イーブンですが、気分的には3オーバーしている感じです」と18ホールを振り返った。
「昨日より湿度が高く、グリーンの止まり方も違った」と序盤はショットの距離感に苦しみ、慣れてきた後半にはショットのタイミングが狂い、「かみ合わせが悪かった」と悔しがった
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日本開催の「ミズノクラシック」に出場しない宮里は、今季の米ツアーは残り3試合。「ここまで2勝できたし、毎年勝ち星を挙げたいという目標はクリアできたので順調にきていると思います。課題としてはシーズン後半に思うようなプレーができていないこと。今年は全米女子オープン後にフェードに取り組んでおかしくしたので、ロングタームとショートタームでやるべきことをしっかり見極めたい」と、収穫と課題を口にした。
また、今週はキム・ミヒョン(韓国)の引退試合。「私が最初に米ツアーに行ったとき、アメリカのカメラマンに“どっちが身長高い?”って言われて、並んで写真をとったことがある。それを(ミヒョンが)覚えていてくれて、今週の試合前のパーティでまた同じ写真を撮りました。そういうことを覚えていてくれて、すごく切なくなったけど、同じような体格で8勝しているし、針に糸を通すようなコースが好き、とっていたのがすごく印象的で強い選手だったなと思います」と宮里。
戦友の引退を見送ることの多くなった宮里は、「私的には少し複雑な気持ちなんですが」と、最後は言葉を飲み込んでいた。(韓国インチョン/今岡涼太)