復調の波はメジャーの舞台でも継続。7位タイと好スタートを切った有村智恵

今季の海外女子メジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」は、初日が降雨による悪天候で中止になり、2日目に第1ラウンドが行われた。朝は霧がかかったような曇り空で、グリーンは前日の雨の影響で柔らかい状態。午後からは本格的に雨も降りだしたが、全選手ホールアウトすることができた。

多くの選手がスコアメイクに苦しむ中、3バーディ、2ボギーでラウンドし首位と4打差の1アンダー7位タイにつけた有村智恵は「本当に距離が長かったですね」と、ランが出にくい状況に苦しみながらのラウンドだった。それでも、スコアメイクに対し「今日はしっかりイメージをつくりました。パッティングのときもしっかりとした転がりをイメージ出来たのでこの調子でやって行けたらいいのかなと思います」と、好感触を掴んだ。

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さらに上位を目指すために「自分の良さをもっと出しながらゴルフを続けていけたらいいなと思います」と話す。有村の持ち味はキレのあるショットでピンを攻めること。メジャーの舞台で我慢を強いられる状況も多いが、ショットに自信を取り戻し、さらなる上位を目指す。

パットでしのぐ展開が続いた宮里藍は、2オーバーの32位タイ発進

■ 宮里藍 3バーディ 5ボギー「74」 2オーバー、32位タイ

「今日のゴルフの内容で2オーバーは良く耐えた方かなと思っていて。まあ、ところどころ2メートルくらいのパーパットが続きましたし。それをあまり力まずにストローク出来たので、そこは良かったと思います。転がりもいいですし、惜しいバーディパットもありましたけど、自分のストロークとしてはすごくフィーリングもいいので、そのままでいけたらいいなと思います。フロント9よりバック9の方がグリーンは速かったというか、アプローチの感覚が前半と後半で全然違ったので。後半の方が表面は乾いてきているなと。グリーンはそういう感覚がありました」

■ 上原彩子 4ボギー「76」 4オーバー、71位タイ

「どうしてもパーオンできないホールが出てきてしまって。3ホールぐらいですね、フェアウェイを1回しか外さずに4オーバーって悲しく無いですか？もう少しティを前にしてほしいな（笑）。

4オーバーはやはり残念ですけど、でもとりあえず頑張ったからしょうがないかな。今日は（パッティングが）入らなかった日ということで、明日は入っていい流れをつくれていければいいなと思います。明日は頑張ってウェアウェイを捕らえていけるように頑張ります」

昨年2位フィニッシュの宮里美香は、89位タイとまさかの出遅れ

■ 宮里美香 1バーディ 6ボギー「77」 5オーバー、89位タイ

「なかなかパーセーブ出来ずという展開で、バーディが1つしかないので少し悔しいですね。（コースは）すごく水を含んでいるなっていうのを感じました。それでアグレッシブに行こうと考えたんですけど、なかなかショットがキレていなくて、空回りしていました。明日も同じようなコースコンディションだと思うので、しっかりいいショットが打てるように、それで納得のいくゴルフが出来るようにしたい。

パットもそうなんですけど、私的にはしっかりセカンドショットのミスでもウェアウェイに置いときたいっていうのがあるので、今日の反省点がいっぱいあるので1つ1つ自分なりに克服出来たらいいなと思います」

■ 上田桃子 1バーディ 8ボギー「79」 7オーバー、116位タイ

「いい所がなにもなく、ティショットがずっとラフだったので上半身と下半身のタイミングが一日ずっと合わなかったですし、色々トライはしてみたんですが一日かけて修正できませんでした。テンポよく、シンプルなプレーと、まあラフにも入るとは思っていましたし厳しい状況も考えて想定しながらやっていたんですけど、思った以上に自分の調子が上がらないというか、思うようなショットが打てなかったのがなかなかスコアメイク出来なかったところだと思っています」

■ 片平光紀 1バーディ 10ボギー「81」 9オーバー、134位タイ

「やっと最後だけ良かった感じで。今日はショットがバラけて、フェアウェイにあまり打てなかったので、スコアを崩してしまったんですけど、明日もあるので明日はドライバーショットがフェアウェイにいくように頑張りたいと思います。明日はとにかく飛ばなくてもいいからウェアウェイに置くことを重視にやりたいと思います。今日少したたいてしまったので、明日はアンダーパーで回れたらいいなと思います」