森田、強風に為す術もなく「86」
プロになってのワーストスコア。初めてのセントアンドリュースで遭遇した「この国でも滅多に吹くことのない強さ」という風の中、18ホールを回りきった森田理香子は憔悴していた。「もう疲れました。心も折れました」。
強い横風とアゲンストの風に、ショットも球も翻弄される。ただでさえ、グリーンを捉えるのが難しいセカンドショットに、バンカーに落ちればほぼ1ペナルティというシチュエーション。グリーン上では、強風で今にも球が揺れそうだ。ミスの幅が極端に狭く、そこに運・不運の要素も加味される。ひとつもバーディを奪えずに、8ボギーと3ダブルボギー。「86」という数字以上に、何も出来なかった自分が悔しかった。
「今日は楽しくなかったけど、明日もあるので頑張ります」と言うのが精一杯。明日も同じ風が吹いたら対策はあるのだろうか?「自分のゴルフをやるしかないです」。溢れそうな感情をぐっと堪えて、森田は気丈に振る舞った。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)